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「 気をつけてね?広斗、ぜってえ事故んなよ?」
「 わーってるよ。」
行動が早い
私と広斗は
すぐさま広斗のバイクへ移動し
久し振りにバイクの後ろに乗った。
雅貴さんにすごい心配をされながら
バイクは出発した。
懐かしい
一本道。
いつもいつも
広斗のバイクの後ろ
楽しんでたっけ (笑)
「 …風、気持ちいね。」
「 …だな。」
柔らかい風が
心地いい。
バイクスピードも
前より確実に落ちていて
ざ・安全運転で
変な感じがする。
広斗の背中と
ちょうどいい風で
眠りにつきそうになったとき
遠くから
叫び声が聞こえた。
「 オラァ。まだやんのかァ!」
「 うるせえ…どうなっても知らねえぞォ!」
こういう声も
懐かしい
やっぱり、この街は
落ち着くことないのね…
って、
「 ひ、広斗!」
「 …しっかり掴まってろ。」
ボケーとしていると
ヤンキー集団が
広斗と私に近付いてきていた。
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作者名:ゆおん | 作成日時:2016年6月5日 19時