HiGH&LOW ___ 雨宮広斗の嫁【登坂広臣】

# (39) ページ39

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◎ ゆん様リクエスト






「 夏ももう終わりだからさ、プール行かない？」



「 は？無理。」


「 …なによ。」


「 無理なもんは、無理。」







夏ももう終わり。

でも、夏らしいことはしてない

一児の母だけど、少しはそういうことしたい。




広斗は乗り気じゃないけど…

それでも！




おねがーい、と

輝を片手に携帯を弄る広斗に

おねだりしてみる。

頬にキスをしてみたり…






けどまったく、響かない。








くっそー！こうなったら！







「 ふん、もういい。
ナオトさんと行こ。」



「 あ？誰だそれ。」







ふふん、食いついた。

携帯から顔は逸らさないけど

絶対気にしてる。絶対。





これ…私の勝ち？







「 えー？元カレ♡」


「 ……行く。」


「 ほんとに？広斗やっさしい！
大好き。」






元カレじゃないけどね。








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なんだかんだ言って

プールについてきてくれた広斗は

輝と一緒に男子更衣室に向かった。



私は私で、女子更衣室に向かう。




最近買ったビキニと

浮き輪と、輝のものを持って

プールに向かう。






楽しみだな、プール。




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