# (3) ページ3
.
それから
私が頑張った夕飯を
雅貴さんは何回も美味しいと繰り返しながら
完食してくれた。
広斗は照れながらも
すげぇ美味いよ、って
一回だけど言ってくれて
ルンルンで食器洗い。
べび太郎くんも
お腹の中で暴れてるから
嬉しいのかな?
「 …A。こっち終わったぞ。」
「 あっうん!私もあとこのコップだけ。」
妊娠してから
広斗は食器洗いやら洗濯物やら
いろいろと手伝ってくれている。
かなり助かる
妊娠中に優しくされると
涙出てきそうになっちゃうんだよね (笑)
「 はー終わった。」
「 ん、ベッド行こ。」
濡れた手をタオルで拭き取り
差し出された広斗の手を握る
お互い冷たい手だけど
ちゃんと愛を感じる。
ベッドまでの短い距離でも
“転んだら危ないから”って
しっかり手を繋いでくれる。
「 …あー、疲れた。」
「 お疲れ様。」
寝室に行くと
ベッドに倒れ込む広斗。
私をチラッと見ると
腕を広げてくる
「 ほら、おいで。」
「 うん… 」
落ち着く胸に
体を預ける。
結婚しても
まだ照れちゃうし
まだ恥ずかしい。
.
2856人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆおん | 作成日時:2016年6月5日 19時