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数時間後。
「 ちっせ〜な。」
「 だね… 」
「 名前、決めたやつだよな?」
「うんっ。」
私と広斗の腕の中には
産まれたばかりの
輝(てる)くん。
輝く子になってもらいたい
そんな願いを込めて
ずっと前からつけていた名前。
広斗のように
不良さんになるのかな…?(笑)
なったとしても
優しいひとに、なってほしいなあ。
「 …ふふ。かわい。」
「 目、ぱっちりだな。」
暫く輝の顔を眺めていると
バンッと病室のドアが開いた。
「 Aちゃん!!広斗!!」
登場。
広斗のお兄さん (笑)
「 うるせえよ兄貴。」
「 いや!だって!」
「 …産まれましたっ。」
目をキラキラさせながら
広斗に抱かれている輝を見て
きゃあ!と声を上げた。
それからはもう大変
私と広斗から輝を奪って
顔にちゅーを繰り返す。
…ホント、面白いおにーさん(笑)
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作者名:ゆおん | 作成日時:2016年6月5日 19時