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どないしよ
「あ、あのっ…本当にいきなりでごめんなさいっ」
「ですがっ…どうしても…もう一度お会いして」
あんま適当なコト、言えへん
それでこの子を俺に会うのを楽しみにして来た子を
幻滅させたらプロとして失格や
気持ち良く、来て良かったと思えるように
「………あ、の、やっぱりご迷惑ですよ…ね」
ほんでまた俺に会いに来たいって思ってもらえる様
『や、えっと…久々で…ビックリしただけで』
頑張らなあかん時期やから、俺がこれから
「覚えてっ…っ…覚えていてくれましたか！？」
「あぁ…どうしようっ、凄く嬉し…」
覚えてくれた？
イマイチ理解出来ひで無言になる俺に
「あのっ…、1ヶ月前、いや、もっと前かも…」
焦りを見せたこの子は鞄から一枚の
『…俺の、名刺？』
「はいっ…あの時、助けていただいて」
丁度、ついこの前名刺の柄を変えたから
テーブルに置かれた名刺は以前のやつやって
「タツさんはお礼は要らないって言いましたけど」
「それは…失礼に当たるというか…」
1ヶ月前？お礼？俺が、助けた？
『ああああっ！！あの時のっ！？』
そうや、思い出した
たまたま出勤前、コンビニ寄った時や
「あ、え…？はぃ…？」
『いやっ！ごめん！ちょ、興奮してもうて』
あかん！今思い出しました感満載で言うてもうた
『嬉しいな、ホンマに会いに来てくれたんや』
何とか軌道修正かけて繋げな
『足、大丈夫やった？コケ方酷かったやん』
ホンマ、たまたまやった
そん時めっさ機嫌良かったから
「だ、いじょ…ぶっ、でした」
俺がコンビニ入る瞬間に入れ違いで出てきた子が
つまづいて盛大に転び、その子が持ってたおでんが
『良かった、怪我してなくて』
おでんの汁が俺のスーツにベチャっとかかって
ズレた眼鏡、乱れた髪、青ざめた顔で
俺を見上げ一生懸命に声を張り上げて
弁償しますと、クリーニング代払いますからと
そう、叫んでた女の子を見下ろし
俺はその日、機嫌が良かったから
気にせんでもええよ、言うた
それより自分大丈夫なん？なんて相手を心配し
それでも食い下がらないその子
その日はミーティングがあって遅刻は出来ひんで
やったら
一回飲みに来てや？言うて
それでチャラにしよう？言うて、名刺渡して
それでメンドクサイこの場が収まるならと
せやから
そんなんスッカリ忘れておった
慣れへんコト、するもんやないな
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じゅん(プロフ) - kukuさん» ありがたきお言葉♪そうなんです、やっぱり彼は欠かせません！最高のクズさをお届けできるよう書いていきますね♪ (2018年10月4日 20時) (
レス) id: adad675f93 (このIDを非表示/違反報告)
kuku(プロフ) - とても面白かったです。全部すきでした。最後にすばるがでてくるなんて〜これからも楽しみにしてます。 (2018年10月4日 20時) (レス) id: 979c243579 (このIDを非表示/違反報告)
うみたん(プロフ) - じゅんさん» なるほど、、！！とてもスッキリしました！！とっても面白いです、これからも応援してます！ (2018年9月22日 20時) (レス) id: b9f1c1653e (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - うみたんさん» お読み頂きありがとうございます♪そうです、青さんは平気で嘘をつき浮気しているという…でも基本優しいので関係ある子達(彼女含む)は不幸にしたくない俺と居ったらハッピーやん？等、根本からクズなお人な設定です、分かりづらくてごめんなさい (2018年9月21日 6時) (レス) id: adad675f93 (このIDを非表示/違反報告)
うみたん(プロフ) - じゅんさん、いつも読ませていただいてます！安田さんの短編ですが、結局彼は浮気してるという解釈で合ってますでしょうか？ (2018年9月21日 1時) (レス) id: b9f1c1653e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゅん
| 作成日時：2018年8月28日 23時
