第四十三時限 ページ47
〜累side〜
累「……行ったか。僕が言ったから2つ目は選ばないとしても、まさかあれを選ぶとはね」
自分で言うのもなんだけど残ってた選択肢はほぼあの子にとってきついものしか無かった。
1つ目はずっと受け続けた扱いをまた受ける事になる。
2つ目は眠るように逝ってしまうからまだましだけど
3つ目は記憶を失うのだ、今まで通りの生活を遅れるはずもない。何を忘れてしまうかも不確定要素なのに。
4つ目も4つ目で酷く、他の人格を自分の中に作り出すのでは今までの3つよりきつい。なにせ1つの体に2つ人格があるのだ、身体的にも精神的にも辛いことは間違いない。
5つ目に至っては最悪で、人格を作り出すと共に記憶まで失ってしまうもの。人格を1つの体の中に作り出す上に記憶を無くしてしまえばあの子へのダメージは尋常じゃない。しかも失う記憶が『あの子の本来の人格』であればもう最悪中の最悪。もう一つの人格に体を乗っ取られるかもしれない。
累「自分で1番辛い道を選ぶなんて……まあ流石僕の本体だよね」
と、目覚めたAを見ていると違和感に気がついた
Aの本当の人格じゃない、2つ目の人格が話している?
なんで、最初は2つ目の人格は出てこないはずなのに
……まさか、そんな。でも可能性は1つしか
累「……はは、これはまずい」
乾いた笑いが漏れて冷や汗が頬を伝う
間違いない
彼女が無くした記憶は
『元のAの人格そのもの』だ
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後影 - すみません、逆ですね。12だけ英数字なのは、です! (2017年1月4日 17時) (レス) id: c6c2bd7471 (このIDを非表示/違反報告)
後影 - この話、とても面白いですね!それと、タイトルの一二が漢数字なのは何か関係があるのですか?私が読み飛ばしてしまったかも知れませんが… (2017年1月4日 17時) (レス) id: c6c2bd7471 (このIDを非表示/違反報告)
弓月(プロフ) - ぱんぱぴこさん» コメントありがとうございます!書いた後で私もそう思いましてこの後木兎さんは「兎」で表現するようにしてましたが直ってませんでしたね!申し訳ないです!クオリティー高いと言っていただけて有難いですーこれからもよろしくお願いします! (2016年12月3日 18時) (レス) id: 8fd67dfa9e (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぱぴこ - あ、もちろんクオリティーめっちゃ高いってことです! (2016年12月3日 17時) (レス) id: 0563279a1d (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぱぴこ - ちょっと思ったんですけど木葉さんも木兔さんも表示が『木』だから少しわかりにくいかもです!初心者とは思えないクオリティーですね!羨ましいです!これからもがんばってください!! (2016年12月3日 17時) (レス) id: 0563279a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弓月 | 作成日時:2016年1月22日 18時