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西の空はゆっくりと橙に染まってそれから紺色に転じて行く。
夕食後のこの寛ぎの時間には決まってテレビが点いていた。
ゴールデンタイム、各テレビ局が花形番組を並べている。
午前に会ったばかりの陸くんと一織くんたちのユニットが音楽番組に出演していた。
前、三月くんとバラエティ番組に出ていた陸くんは今日会ったときと同じでどこか抜けているような天然で思わず可愛らしいと思ってしまうようなイメージである。
イントロが始まってすぐ一息あって陸くんが歌い出す。
その声は力強くて伸びやかでとても綺麗だった。
あの時のミュージカルで聴いた少女の歌声を想起させるような、でも彼だけにしか出せない音たちに満ちていた。
他のメンバーも確かな実力があってダンス力だとか演劇を観ているような表現力だとかTRIGGERとはまた違った魅力に惹きこまれる。
彼らの曲が終わって他のアーティストのパフォーマンスやらトークやらを眺めていた。
そんな時、ピロピロ、高めの少し可愛げを含んだそんな音が鳴った。
私はスマホを手に取れば、ロック画面に最新の通知が表示されている。
心なしか浮ついた気持ちとフリックしてアプリを開く。
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汐見(プロフ) - 結夏さん» 素敵な感想ありがとうございます。励みになります。これからもそう思っていただける作品になったらと思っております。同時に更新、大変お待たせをいたしました。これからもこの作品並びに不束者ですが汐見をよろしくお願いします。 (2019年11月27日 20時) (
レス) id: ff314090b7 (このIDを非表示/違反報告)
結夏 - とても面白く、お話の世界観に引き込まれ時間も忘れて読み進めてしまいました。更新お待ちしております。 (2019年6月30日 14時) (レス) id: 1273e93dd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐見 | 作成日時：2018年11月16日 19時
