-舌にお気をつけて- ページ32
あの沼に一人もいなかったと言うことは
＿＿�猯せ劼気鶚瓩牢�に亡き人であるから。
「…簡単！俺の間合いで、大事なお姉さんの着物を守り抜くこと！」
＿＿嗚呼、
戦いが終わったら
この人に、その事実を伝えなくてはならない。
せめて。
あの場所にあった遺品を、ひとつでも多く持って帰れたら。
辛い現実を突きつけるのと同時に、ともに、心の整理を。
寄り添うことはできるだろうから。
それに。
亡き人の想いを、傍に。今後の生きるための道標として、傍に。
Aは和巳の腕を掴む手の力をぎゅう、と更に強めた。
「＿＿和巳さん、舌噛まないでくださいね。」
「…え？っわああ！！」
掴んだ腕をぐっと引き寄せ、地を駆けていた足は宙を舞ったのだった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
一方、一人離脱して先に鬼の後を追う炭治郎はというと。
「(Aからの情報だと鬼は3人。基本的に鬼は群れないと聞いた。あの鬼の匂いは複数体のものではない…一つの鬼が3人に分裂しているんだ。)」
炭治郎は新たに鬼の出没している方向へと一目散に駆けて行く。
＿＿新たな被害が出る前に。
鬼を仕留め、あの鬼から�犁管馗毀技喚瓩砲弔い討睚垢�出さなくてはならない。
自分の最愛の妹のため。
そしてAの両親を、
故郷を襲った起源となる鬼を突き止めるため。
＿＿二度と自分達と同じ、被害者を出さないために。
匂いを追跡し、たどり着いたのは薄暗い路地。
月明かりも雲に隠れ、今は静寂と仄暗さだけがこの空間を支配している。
しかし、追ってきた鬼の姿はどこにも無い。
異様な静けさに嗅覚へ意識を集中させる。
「(＿＿…ここだ。ここにいる。あの鬼の匂いと、人の匂い。)」
そして＿＿。
＿＿ふわり。
雲の切れ間の月明かりに二つの影が出来る。
炭治郎は慣れ親しんだその匂いに微かに口角を緩ませた。
「＿＿お姉さんを…返せぇぇ！！」
「＿＿うあああっ！！」
「！？！？」
炭治郎は予想の範疇を超えた斜め上からの奇怪な登場に思わず目を剥いた。
月を背にして現れたのは紛れもなくA。
あろうことか、和巳を横抱きにひと足先に駆け出していた炭治郎に追い付いたのだ。
あのまま地を駆けて行ったのでは追いつくのに時間がかかると判断したA。
舌を噛むな、そう忠告したのは呼吸を使って加速するためであった。
当の和巳は半分意識を失いかけているが。
これが最善の策だった。
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あ - パースワード教えていただければ嬉しいです (2月29日 19時) (
レス) @page32 id: 9e43a05317 (このIDを非表示/違反報告)
こはく(プロフ) - ずっと前から見ていた作品でアカウント変えてからやっと見つけました。パスワードを教えていただけたら嬉しいです (2月8日 8時) (レス) id: 094a65f89f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 一気に見さて頂きました。おもしろかったので続きが読みたいのでパスワードを教えていただけたら嬉しいです。 (1月25日 19時) (レス) @page29 id: b97ed817a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんはけつの穴 - かきなおし途中でもいいので読みたいです…この続き全部パスワード管理で寂しいです…気長に待ってます！ (10月30日 17時) (レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
きょむ - 前に無限列車編の途中まで読ませてもらってた者です！ほんと大好きな作品です🌼めちゃめちゃ面白かったのでまたもう1回読みたい…🥺急かすつもりは無いのでいつか読めたらいいな〜ぐらいの気持ちで待ってます！のん。さん応援してます！ (9月13日 12時) (レス) id: b566dd52f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん。 | 作成日時：2019年9月22日 8時
