-凍てつく怒り- ページ30
「俺は鬼を倒しにきた鬼狩です。強力な仲間も一人、街に来てます。今日でその恐怖はおしまい！俺たちが必ず倒します。」
「…怖い思いなんか絶対にさせるもんか…！」
ズサァ…！
と土煙を立てながら着地する炭治郎に対し、Aはストン、と静かに着地をし慌てて部屋へと駆け付けるものの時すでに遅し、部屋はもぬけの殻。
「……炭治郎。鬼の匂いは。」
背筋が凍る程の、物凄い怒りの匂い。
その怒りは
鬼に対して
なのか、己に対してなのか。
刀に添えられている手が小刻みに震えている。
「俺が術に掛かった時。アイツら笑ってたんだ。」
ス、と刀を抜く所作が酷く冷たく、酷く恐ろしい。
�狹椶雖瓩鯏擦�Aの匂いが濃くなりすぎてAであるのに目の前にいるのがAでない人のように思えてしまう。
背筋が凍るような…Aの怒りは燃える炎とは真逆で実に恐ろしいほどに冷たい。
これは、挑戦状だ。
俺を、おびき寄せるための。
…？
だれだ、
鬼じゃない。
人の影がひとつ、俺たちに向かって近づいてくる。
「＿＿駄目だ！！！」
そう声を張り上げたのは炭治郎で。
Aはその声の先の人物へと目を向ける。
「和巳さん！！ここには鬼が出ます！できるだけ遠くに離れて下さ＿＿「里子さん！！！」
「っ、…、？」
�猩駄Ν瓩噺討个譴燭修寮椎�は炭治郎の脇を通り抜けAへと向かって一目散に駆け寄り、勢いそのままに、ぎゅう、と抱き留めた。
目いっぱいに涙を溜めながら駆け寄ってくるその人物にAは成す術なく、されるがまま力強い抱擁に身を硬め、視線を炭治郎へと向ける。
「…�猩駄Ν瓩辰董蝶里�、炭治郎が聞き込みをしていた…、里子さんって…？」
「…里子さんは、和巳さんの婚約者だ。」
「俺は婚約者が鬼に攫われた和巳さんという方から状況を聞いている。」
…そうか…この人も被害者なんだ。
あの沼の空間に浮かんでいた着物のうちの一つがその婚約者の里子さんのものであったと思うと居た堪れなさ過ぎてどんな顔を向けていいものか分からない。
「＿＿A！！鬼の匂いが濃くなった！きっと姿を見せている！！俺は鬼を追う！Aは和巳さんを！！」
「＿＿分かった、」
この人は、俺を�猯せ勠瓩気鵑世抜�違いしているらしい、どうしよう、
Aの行き場の無い手が、虚を彷徨う。
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あ - パースワード教えていただければ嬉しいです (2月29日 19時) (
レス) @page32 id: 9e43a05317 (このIDを非表示/違反報告)
こはく(プロフ) - ずっと前から見ていた作品でアカウント変えてからやっと見つけました。パスワードを教えていただけたら嬉しいです (2月8日 8時) (レス) id: 094a65f89f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 一気に見さて頂きました。おもしろかったので続きが読みたいのでパスワードを教えていただけたら嬉しいです。 (1月25日 19時) (レス) @page29 id: b97ed817a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんはけつの穴 - かきなおし途中でもいいので読みたいです…この続き全部パスワード管理で寂しいです…気長に待ってます！ (10月30日 17時) (レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
きょむ - 前に無限列車編の途中まで読ませてもらってた者です！ほんと大好きな作品です🌼めちゃめちゃ面白かったのでまたもう1回読みたい…🥺急かすつもりは無いのでいつか読めたらいいな〜ぐらいの気持ちで待ってます！のん。さん応援してます！ (9月13日 12時) (レス) id: b566dd52f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん。 | 作成日時：2019年9月22日 8時
