-自慢の妹は優しい気配- ページ22
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畑の作物を横目に長閑なあぜ道を足早に進むAと炭治郎。夜の刻にはまた被害が出る。急がなくてはならない。だが街まではすぐ近く様子。少し話をしてもまだ充分に間に合う。
「ねぇ、炭治郎。」
「どうした？」
「妹ちゃん、その箱の中？」
Aは炭治郎の背負う大きな箱を指差し期待のような不安のような複雑そうな顔を浮かべる。
炭治郎は目を細めふわりと柔らかく笑みを浮かべる。
「�倏�豆子�瓩辰童世Δ鵑澄２兇亮�慢の妹だ。今は鬼だけど、絶対に人間に戻すって約束だ。少しでも手掛かりを掴みたい。…前にも言ったけど、人は喰ってない。」
「…うん。悪い鬼の気配はしない。禰豆子ちゃんの気配はもう覚えた。最終選別の会場の鬼の気配は全部、全部禍々しかった。でも禰豆子ちゃんの気配は少し柔らかい。歳いくつなの？」
「ありがとう。今は日があるから出られないけど、暮れたらきっと起きるよ。禰豆子は14歳だ。」
「眠り続けてるって聞いてたから安心。ちょっと心配だったんだ。14か、…同い年だ。早く会いたいなぁ。炭治郎の妹でしょお？絶対に可愛いじゃん。」
「あぁ！禰豆子は村でも評判の美人で優しくて我慢強くて＿＿」
ほくほくと表情を緩めるAに拒まれたらどうしようと心配だった炭治郎も安心したように頬を緩めるのだった。
「あっ、見えてきた。炭治郎、街だ！きっとあれだよ！早く情報収集しに行こう！」
「そうだな！」
大きな橋には商人や街の人たちが行き交い活気がある。
橋の下では船が複数出入りしている。
大きな街だ。
昔俺が住んでいた街よりも幾分大きい。
これは二手に分かれて詮索した方が早いな。
けど、若い女の子は少ない気がする。
本当に被害が出てるんだ。
早く探さなきゃ。
「炭治郎。二手に分かれて聞き込みしよう。日が暮れるまでに手掛かりが欲しい。俺は西側から聞いて回る。手掛かりを見つけたら鴉を飛ばすよ。」
「わかった。俺は東側から聞いてみるよ。もし日が暮れそうになったらまた落ち合おう。」
「了解！じゃっ！」
炭治郎は鼻が利くからきっと早いと思う。
俺は…鬼の気配を探るしかない。
あとは一人でも多くいろんな人に話を聞く事だ。
人の集まる場所…港や商店街だ！
刀は見えない様に羽織に隠し顔を隠すように襟巻きを口元まで覆う。
絶対に、
今日でこの街の被害に終止符を打つんだ。
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あ - パースワード教えていただければ嬉しいです (2月29日 19時) (
レス) @page32 id: 9e43a05317 (このIDを非表示/違反報告)
こはく(プロフ) - ずっと前から見ていた作品でアカウント変えてからやっと見つけました。パスワードを教えていただけたら嬉しいです (2月8日 8時) (レス) id: 094a65f89f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 一気に見さて頂きました。おもしろかったので続きが読みたいのでパスワードを教えていただけたら嬉しいです。 (1月25日 19時) (レス) @page29 id: b97ed817a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんはけつの穴 - かきなおし途中でもいいので読みたいです…この続き全部パスワード管理で寂しいです…気長に待ってます！ (10月30日 17時) (レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
きょむ - 前に無限列車編の途中まで読ませてもらってた者です！ほんと大好きな作品です🌼めちゃめちゃ面白かったのでまたもう1回読みたい…🥺急かすつもりは無いのでいつか読めたらいいな〜ぐらいの気持ちで待ってます！のん。さん応援してます！ (9月13日 12時) (レス) id: b566dd52f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん。 | 作成日時：2019年9月22日 8時
