-内緒話- ページ9
「ね、ねぇ。」
「あっ！ええー…っと。雷様！ほらやっぱり貴方は強いから一人でも大丈夫ですって言ったじゃないですか。」
「聞いてない！聞いてないよ！？一言も！！って雷様って何よ！」
「……A、知り合いか？」
「＿＿さっきからゴチャゴチャうるせぇなァ！！」
「「…ッ！」」
和んだ空気を切り裂く鋭い声に思わず肩を竦め目を瞑る。
善逸はヒィ、とAの肩を掴みその小さな背を盾に身を隠す。
「ｽﾐﾏｾﾝ……」
怯えるAと善逸の前に炭治郎が立ち
声を荒げる少年から視界を遮る。
傷だらけの手が守るようにAの前に添えられる。
牽制とも取れるその態度に
鋭い目つきの男の子はケッ、とそっぽを向く。
静かになったから落ち着いたのかもしれない。
ごめんね、嬉しくてつい盛り上がっちゃった。
あの子も同期かぁ、怖いなぁ。
ちょんちょんと背後で怯えていた善逸に肩をつつかれ後ろに目線を向ける。
耳元に口を寄せられ周りに聞かれないようにと手を添えコソコソと話す。
さっき怒られたからか。
怖かったもんなあの子。
きっと目線だけで何人か殺ってるわ。
「あのさ。この話が終わったらちょっと、いい？」
「…え？はい。別に大丈夫ですけど…俺、善逸さんに何かしました？」
「いや、そういう訳じゃないんだけど…」
「？」
何が言いたいのかわからないAは小首を傾げ�爐泙，いい��瓩範辰圭个靴疹�さいお人形さんのような幼い二人に注意を向ける。
綺麗なんだけど
怖いんだよな、あの子達。
隊服の支給。
少し大きめに作ってもらお。
階級の話。
10ある内の一番下�珥��瓩世辰董�
柱になるにはどれくらい掛かるんだろうか。
「…刀はァ？」
さっきの鋭い目つきの少年が二人に食ってかかるような言い方をする。
怖いんだってば。
やめなよ、そういうの。
ってか善逸さん いつまで俺の後ろに隠れてんの。
「本日 刀を作る鋼、玉鋼を選んで頂きますが刀が出来上がるまで10日から15日掛かります。」
「ﾁｯ…んだよ。」
「その前に。」
少女がそういうと手をパン、パン、と二回叩く。
カァ！カァ、と鴉が数羽飛んでくる。
おお。
黒くてカッコいい！
影千夜さんみたいだ。
目をキラキラさせながらその鴉に手を伸ばし手の甲へと鴉は大人しく降り立った。うむ。君は賢い。
「皆様に、鎹鴉をつけさせてもらいます。」
「かすがい、鴉…、？へぇ。かっこいいじゃん！これから宜しくね。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 558人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あ - パースワード教えていただければ嬉しいです (2月29日 19時) (
レス) @page32 id: 9e43a05317 (このIDを非表示/違反報告)
こはく(プロフ) - ずっと前から見ていた作品でアカウント変えてからやっと見つけました。パスワードを教えていただけたら嬉しいです (2月8日 8時) (レス) id: 094a65f89f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 一気に見さて頂きました。おもしろかったので続きが読みたいのでパスワードを教えていただけたら嬉しいです。 (1月25日 19時) (レス) @page29 id: b97ed817a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんはけつの穴 - かきなおし途中でもいいので読みたいです…この続き全部パスワード管理で寂しいです…気長に待ってます！ (10月30日 17時) (レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
きょむ - 前に無限列車編の途中まで読ませてもらってた者です！ほんと大好きな作品です🌼めちゃめちゃ面白かったのでまたもう1回読みたい…🥺急かすつもりは無いのでいつか読めたらいいな〜ぐらいの気持ちで待ってます！のん。さん応援してます！ (9月13日 12時) (レス) id: b566dd52f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のん。 | 作成日時：2019年9月22日 8時
