-藤の花と嘘の音- ページ12
何だろう。
そんなに言い出しづらいことなんだろうか。
あの大声をあげていた少年はそそくさと帰り、会場に居た無傷の女の子はいつのまにか居なくなっていた。
あれ？炭治郎さんは？
まだ採寸してんのか。
「善逸さん。話し辛いなら藤の花でも観ながら歩きませんか？折角ですし。俺、ここに来て全然見れてなくて」
ちょい、と鳥居の後ろを
指差しニコリと笑みを浮かべるA。
こくりと頷く善逸。
一面の藤の花。
妖艶な光景に思わず息を飲む。
藤の花、鬼にとっての毒。
何でなんだろう？
「綺麗ですねぇ、善逸さん。」
「うん。とっても。」
くるりと善逸を振り返り顔を覗き込む。
ドキリ、と善逸は目を丸める。
「で？そんな神妙な顔で俺に話って何ですか？」
「……、嫌な気持ちにさせたらごめんね。」
「？」
「君からはずっと、...ずっと、�牘海硫鮫瓩�聞こえる。何かを隠してる音。さっきのあの男の子にも。何を隠してるの？」
「…別に隠しては無いですよ。」
「
「……！」
まるでカマをかけるような言い方。
えええ"え"！！
何でわかったのォオ！！
嘘！俺どっかでバレるような事あった？
いやいや……
……あ"。
あるわ。あるよ。
この人におもくそ身体撫で回されてるじゃん俺。(言い方)
思い出される腰に手を回し
抱き着き泣き縋る善逸の醜態。
さっきの少年から突き飛ばされた時に受け止めてくれたが、やたら腹に腕を回すあの時の善逸。
まずいまずいまずい。
晴れて鬼殺隊に入れたのにバレて破門されましたぁ！とかどんな笑い話よ。
やだ。俺の帰る場所は、影千夜さんのところなんだ。柱にもなれてない、影千夜さんの思いを引き継いで無い！破門なんてごめんだ。
こうなりゃ、嘘つくしかねぇべ。
「ふはっ、…やめてくださいよ善逸さん。それに俺、それ気にしてるんですよ。
悲しそうな表情をしたと思いきや般若のような顔で善逸の鼻先をズビシ！と指で突き刺す。
「ぎゃあ！！へぁ？！え！そうなの？！ごめんね…！それを隠してたワケなんだね？！」
「そうです！(嘘)」
.
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あ - パースワード教えていただければ嬉しいです (2月29日 19時) (
レス) @page32 id: 9e43a05317 (このIDを非表示/違反報告)
こはく(プロフ) - ずっと前から見ていた作品でアカウント変えてからやっと見つけました。パスワードを教えていただけたら嬉しいです (2月8日 8時) (レス) id: 094a65f89f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 一気に見さて頂きました。おもしろかったので続きが読みたいのでパスワードを教えていただけたら嬉しいです。 (1月25日 19時) (レス) @page29 id: b97ed817a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんはけつの穴 - かきなおし途中でもいいので読みたいです…この続き全部パスワード管理で寂しいです…気長に待ってます！ (10月30日 17時) (レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
きょむ - 前に無限列車編の途中まで読ませてもらってた者です！ほんと大好きな作品です🌼めちゃめちゃ面白かったのでまたもう1回読みたい…🥺急かすつもりは無いのでいつか読めたらいいな〜ぐらいの気持ちで待ってます！のん。さん応援してます！ (9月13日 12時) (レス) id: b566dd52f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん。 | 作成日時：2019年9月22日 8時
