-生涯忘れる事のないご飯- ページ10
いいですか、皆さん。
私はずっとこの間、正座で影千夜さんのお話を聞いています。
「ッ、、(足が痺れて限界……！！)」
「とぅ」
なんてほざきながらまた影千夜さんが
私の足めがけて手刀を繰り出す。
「あぁ"ッ…！！…ッ〜！！、やめてください影千夜さんん"……！！いきなり何するんですか！！」
「�爐修蹐修躙続Δ任広瓩辰憧蕕暴颪い討△辰燭勝�」
「〜…ッらァ！！」
ぱぁああん！と己の頬を叩く。
「限界なんて、知りません…ッ」
へへ、と不気味に笑うAに
若干引き気味の影千夜がいたのは内緒だ。
「よし。早速、朝飯食って修行開始だ。」
「はい！」
影千夜さんの作ってくれた朝ごはん。
多分私はこの先ずっと忘れること無いだろう。
だって、
「…味が、ない…」
「も、文句を言うなら朝飯抜きだ！〜…仕方ねぇだろ料理は得意じゃねぇんだよ。家の仕事は女の役目だろ。性に合わないんだよ。」
影千夜はガシガシと
頭を掻きながらAを鋭く睨む。
お、なんだか意外と
お茶目な一面もあるんだ。
「ふふっ…自炊は教わっていたので出来ます。今日の晩御飯、任せてもらえますか。」
「…っわーったよ。坊主に任せる。」
とは言え、昨晩から何も食べていなかったこの身体に染み渡るようにとても美味しかった。
お椀を綺麗に空にすると ご馳走様でした！と
手を合わせ修行に移る。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
「まずは基礎体力の向上だ。そこそこ体力はあるが坊主には筋力がない。小さいうちから効率よく筋力をつければ必然と体力、精神力は鍛えられる。」
「はいっ！」
「この籠いっぱいになるまで山の頂上の木を切って薪を作って戻ってこい。歩くことは許可しない。日没までにここへ戻ること。出来なければ破門。勝手に鬼の餌にでもなれ。」
「ﾋｨ……、！」
籠は大きく自分とほぼ同じ大きさである。
投げ渡された斧はとても重く走るだけで体力をかなり消耗しそうだ。
日没まであと数時間。
無事に戻れるのか…？
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
冷たい山の風がAの頬を撫でる。
「ゼェ…ッ、はぁ、…止まるな、！走り、続けろ…ッ！止まったら破門…、鬼の…餌だ、ぞ！」
Aは走る。
急な山の斜面をただひたすらに大きな籠と斧を両手に持って。
餌なんて真っ平御免だ！
ってかこの山デカいんだよ！
頂上なんて全然見えっこない！！
「く…っそぉおあああ！」
.
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はな - とても素晴らしい作品でドキドキハラハラしながら読ませてもらっています！続編を読みたいのですがパスワード教えてもらえたら嬉しいです！！ (2022年12月17日 1時) (
レス) id: 91f9c89261 (このIDを非表示/違反報告)
らむね(プロフ) - 続き読みたいです！！パスワード教えてくれませんか？ (2022年4月30日 15時) (レス) id: 5ec7e35342 (このIDを非表示/違反報告)
皐 - とても素晴らしい作品でした！続きも読みたいので、パスワード教えてください (2022年4月27日 18時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
のん。(プロフ) - 胡蝶3姉妹推しです!さん» 胡蝶3姉妹推しです!さん はじめまして！恐れ多い御言葉大変恐縮です...！これからも書き殴っていきますので何卒お付き合い頂けますと幸いです。コメントありがとうございました！ (2020年7月31日 9時) (レス) id: 026c0ddca4 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶3姉妹推しです!(プロフ) - わぁぁぁ私の作品が塵以下だったとしたら貴方の作品は神より凄い！ (2020年7月31日 6時) (レス) id: 7688185c2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん。 | 作成日時：2019年9月1日 23時
