-真実- ページ49
へぇ…、？
炭治郎さん炭売りのお家の人なんだ。
でもなんで鬼狩に？
疑問に思いながらも空腹には逆らえず。
無我夢中で焼魚を頬張るA。
最終選別もあと、少し。
炭治郎さんいなかったら俺…普通に死んでるぞ。
手鬼との戦い。
傷の手当て。
暖かい食事。
気を失った昨日のこと。
炭治郎さん居なかったら鬼に貪り食われてお終いだった。
命の恩人 その2！
「ご馳走さまでした！」
勢いよく両手を合わせ、炭治郎に向き直る。
「それで、聞きたいことってなんでしょう。まだまだ夜まで時間はあります。この際、腹を割ってお話しましょう。」
「ありがとう。そうだなぁ。まずは……」
うーんと唸り指折り数えている炭治郎。
え"。
そんなに聞くことあります？
「最終選別の初日。�牴兇龍瓩�に来ないほうがいいですよ�瓩辰童世辰討い燭△慮斥佞鵬燭�意味はあるのか？俺、ずっと気になってて。」
「あぁ。言葉足らずでしたね。俺、�犁�血�瓩蕕靴い鵑任垢茵�」
「……まれち？」
きょとーんと炭治郎は
首を傾げ大きな瞳でAを見つめる。
ああ、綺麗な目。
…じゃなくて！
「ほら、手の鬼も言ってたじゃないですか。�犁�血の餓鬼�瓩辰董�」
「言ってた。えっと…その稀血だと何かまずいのか？」
「稀血は…鬼にとって1人食べれば50、いや。100人分に匹敵する栄養価がある珍しい血の人間…だそうです。俺の両親は2人とも稀血でした。そうなるのは必然ですよね。」
「…それで鬼の数が異様に多かったのか……Aばかり狙われていた理由も漸く分かった。だから�犇瓩鼎�ないほうが良い�瓩世辰燭里�。」
「厄介な体質ですけど…両親から受け継いだこの血は嫌じゃないです。」
Aは赤い襟巻きに顔を埋め目を俯かせる。
長い睫毛が頬に影を落とし
儚さと妖艶さが急に引き立たされる。
思わず見惚れる炭治郎だが、首を振り指を一つ折る。
「じゃ、じゃあ次。一緒に戦っていて気になったことがある。Aは水の呼吸が苦手なんだろうか。それなら、今日からは別行動を取ったほうが良いと思って。Aの足を引っ張りたくはないんだ。」
「…失礼承知で言いますね。苦手じゃないって言ったら嘘になります。ふは、匂いで分かっちゃいました？なぁんて。」
Aは肩を竦めてくす、と小さく笑みを浮かべ炭治郎の鼻先にちょんと触れる。
「……っ、」
「あ〜照れてる。可愛いですね〜炭治郎さん。」
「ひ、人を揶揄うな！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 811人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はな - とても素晴らしい作品でドキドキハラハラしながら読ませてもらっています！続編を読みたいのですがパスワード教えてもらえたら嬉しいです！！ (2022年12月17日 1時) (
レス) id: 91f9c89261 (このIDを非表示/違反報告)
らむね(プロフ) - 続き読みたいです！！パスワード教えてくれませんか？ (2022年4月30日 15時) (レス) id: 5ec7e35342 (このIDを非表示/違反報告)
皐 - とても素晴らしい作品でした！続きも読みたいので、パスワード教えてください (2022年4月27日 18時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
のん。(プロフ) - 胡蝶3姉妹推しです!さん» 胡蝶3姉妹推しです!さん はじめまして！恐れ多い御言葉大変恐縮です...！これからも書き殴っていきますので何卒お付き合い頂けますと幸いです。コメントありがとうございました！ (2020年7月31日 9時) (レス) id: 026c0ddca4 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶3姉妹推しです!(プロフ) - わぁぁぁ私の作品が塵以下だったとしたら貴方の作品は神より凄い！ (2020年7月31日 6時) (レス) id: 7688185c2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のん。 | 作成日時：2019年9月1日 23時
