◆第三話「 最 終 選 別 」 ページ27
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「坊主。改めて最終選別へ行くことを許可する。」
「＿＿ッ！、ありがとうございます！」
「二日後、藤襲山で最終選別が開かれる。生きて残れば晴れて鬼殺隊の仲間入りだ、A。」
「、！名前……」
影千夜さんに名前を呼ばれた！！
って自分でも吃驚してるくらい普段呼んでくれないからこそ嬉しいものがある。
だって、いっつも
�猖啓膈瓩世發鵑覆 �影千夜さん。
「今日の晩飯は特別に俺が山菜の天ぷらを作ってやろう。」
「ぅぅうえ"っ。」
影千夜さんの、ご飯？
あの味のない、ご飯？
「は、腹下して最終選別行く前に死んじゃったらどうしてくれるんですか……」
「何だとォ"！！？」
影千夜さんは 心外！と
俺を物凄い顔で見つめてくる。
家に着き、影千夜さんのご飯を待つ。
その間に明後日立つ最終選別への準備を、と思い手を止めた。
「別に、持ってくもんないか。(父さんと母さんの形見は…鬼除けだから持ってけないし。)」
「あ"っつ"ぁあ"！！」
「大丈夫ですか、影千夜さん…」
ほっとけ！と
調理場から鋭い声が飛んで来て思わず苦笑を一つ。
いつか昔、こんなことあったな。
逆だったけど。
……ふは。
なんだか懐かしいや。
明日一日、暇を貰えるなら
生まれ育った街を、もう一度見に…
父さんと母さんに会いに行こう。
「おら！坊主！出来たぞ、思う存分食え！」
「……おぉ。ちゃんと天ぷらになってる。」
ほかほかの白いご飯。
美味しそうな香りのする山菜の天ぷら。
味がなかったあの味噌汁。
心なしか影千夜さんが
心配そうに見ている気がする。
「……ふはっ、いただきます！影千夜さんっ」
「……おう。」
思わず吹き出し
Aは勢いよく両手を合わせ、影千夜はチラチラとAの様子を伺う。
サクサクの山菜の天ぷら。
見た目よし！
味、……よし！
「美味しいです！！影千夜さん！！」
ほかほかの白いご飯。
見た目よし！
味、……よし！
「ご飯の火加減も最高にバッチリです！！」
湯気の立つ味噌汁。
見た目よし！
味、………無しっ！
「ぶふ……っ！ああ"っ！？ッ、無味！なんでですか！味噌汁ですよ影千夜さんッ！！ある意味天才です！！」
「…ッしらねぇーよ！文句があるなら飲むな！」
ギャーギャーと楽しそうに言い合い笑い合う声が山の麓の暖かい光が漏れる家から絶えず響いていたそう。
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はな - とても素晴らしい作品でドキドキハラハラしながら読ませてもらっています！続編を読みたいのですがパスワード教えてもらえたら嬉しいです！！ (2022年12月17日 1時) (
レス) id: 91f9c89261 (このIDを非表示/違反報告)
らむね(プロフ) - 続き読みたいです！！パスワード教えてくれませんか？ (2022年4月30日 15時) (レス) id: 5ec7e35342 (このIDを非表示/違反報告)
皐 - とても素晴らしい作品でした！続きも読みたいので、パスワード教えてください (2022年4月27日 18時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
のん。(プロフ) - 胡蝶3姉妹推しです!さん» 胡蝶3姉妹推しです!さん はじめまして！恐れ多い御言葉大変恐縮です...！これからも書き殴っていきますので何卒お付き合い頂けますと幸いです。コメントありがとうございました！ (2020年7月31日 9時) (レス) id: 026c0ddca4 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶3姉妹推しです!(プロフ) - わぁぁぁ私の作品が塵以下だったとしたら貴方の作品は神より凄い！ (2020年7月31日 6時) (レス) id: 7688185c2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん。 | 作成日時：2019年9月1日 23時
