-最終選別への道- ページ23
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深夜。
見事な満月が明るく
2人の影をくっきりと地面に写す。
大きく口を開けたあの洞窟が風を吸い込み
嫌な風鳴りを響かせる。
＿＿周囲に嫌な気配。
その辺にうじゃうじゃと人じゃない何か。
今ならもう分かる�犁喚瓩澄�
「…気がついているな。流石だ、坊主。期間は最終選別と同じ1週間。食事以外はここから出る事は許さない。ま、逃げるなら話は別だがな。どちらの場合も最終選別は二度と受けさせない。いいな。」
「はい。勿論です。それくらいの覚悟はできてます。ちなみにー…今外にいるのはざっと十は居ますよね。まぁ、全部倒します。逃げないですよ、俺。」
「正解。呼吸も精度を上げたな。もっともっと精度を上げろ。それと。坊主も随分と背が伸びた。…といってもまだまだちっせぇがな。今回は俺の刀を使え。坊主の刀は俺が預かる。」
小さかった背丈は今は150前後。
齢も10から14へ。
体力も精神力も随分とこの4年間で鍛えられた。
実際の鬼と対峙するのが許可されたのは今回が初めてだ。
「(ちっせぇは余計だァ"…！！)……大事な刀、お預かりいたします。」
「折ったら…「�犲鵑旅�を折る�瓩任垢茲諭１得虧襪気鵝�もう耳にタコですよ。俺は刀を絶対に折りませんし、折られません。」…生意気言いやがって。よし、じゃあ生きて帰ってこい。1週間後の夜の刻。迎えに来る。」
自分が今まで使っていた刀を影千夜さんへ。
影千夜さんが使っている刀をAが受け取る。
ズシリと重いその刀を片手に、ニコリとAは笑みを浮かべ、洞窟へと姿を消すその様子を影千夜はただ心配そうに、それでいてどこか安心したように見つめていた。
「(＿＿＿坊主なら大丈夫。必ず生きて帰ってくる。)」
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＿＿＿ヒュゥウ、！
鬼の数は外は十。
洞窟の中はもっと多い。20？30？
影千夜さん随分と生け捕りにしたんだなぁ…。
俺を殺す気満々だ。
いや…これが外の世界なのか。
生きるか、死ぬかの、、残酷な現実だ。
「外のは後で勝手に追いつくから今は後回し…挟み撃ちに会う前にまずは中のを少しでも減らしておこうッ」
4年前とは違う。
見える。
ゴツゴツとした岩も洞窟に潜む鬼も。
＿＿まずは！
「一つ！」
すぅ、と
音もなく鬼の影に移動し鬼の背後から頸を斬り落とす。
「＿＿影千夜さんに近づくんだ。絶対に。」
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はな - とても素晴らしい作品でドキドキハラハラしながら読ませてもらっています！続編を読みたいのですがパスワード教えてもらえたら嬉しいです！！ (2022年12月17日 1時) (
レス) id: 91f9c89261 (このIDを非表示/違反報告)
らむね(プロフ) - 続き読みたいです！！パスワード教えてくれませんか？ (2022年4月30日 15時) (レス) id: 5ec7e35342 (このIDを非表示/違反報告)
皐 - とても素晴らしい作品でした！続きも読みたいので、パスワード教えてください (2022年4月27日 18時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
のん。(プロフ) - 胡蝶3姉妹推しです!さん» 胡蝶3姉妹推しです!さん はじめまして！恐れ多い御言葉大変恐縮です...！これからも書き殴っていきますので何卒お付き合い頂けますと幸いです。コメントありがとうございました！ (2020年7月31日 9時) (レス) id: 026c0ddca4 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶3姉妹推しです!(プロフ) - わぁぁぁ私の作品が塵以下だったとしたら貴方の作品は神より凄い！ (2020年7月31日 6時) (レス) id: 7688185c2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん。 | 作成日時：2019年9月1日 23時
