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*ちぇいと ページ50









思えば、メンバーですら、話をするのに時間がかかった。



楽しそうに話してる中、私は一歩も動けなくて。
練習の時ですら、私はずっと隅っこの方に座り込んでた。



そんな私に、ちぇいだけは話しかけてくれて。







海青「あ、Aさん」



『なぁに海青くん』



海青「良かったら一緒にドリンク買いに行きません?
同い年の二人誘ったんですけど、断られちゃって」



『……いいよ』



海青「やった、あざす!」





『海青くんは、おかしいって思わないの』



海青「何がっすか」



『私の事。女だよ』



海青「見たまんまじゃないですか」



『そうじゃなくて。
男性グループに女が居るんだよ』



海青「唯一無二で良くないっすか。
俺にAさんの悩みは分かってあげられないけど、
Aさんは実力が認められてここに居るんなら、
認めてあげてもええと思いますよ、俺は」



『……海青くんは、いい子だね』



海青「え!?」






『正式メンバーになっちゃったな』



海青「落ち着きました?」



『ん、ごめんね』



海青「いいっすよ別に。
俺は嬉しかったですから」



『女の子が泣いて?』



海青「ずっと一人で抱え込んでたのは知ってます。
だから、ようやく少しは表に出してくれたって」



『本当に君は良い子だねかいちぇい』



海青「かいちぇいって……」



『ねぇ、』



海青「はい?」



『ちぇいって呼んでもいい?』



海青「なぜ?」



『君があまりにもいい子過ぎて赤ちゃんみたいだけど、
赤ちゃんじゃないから赤ちゃん言葉の名残?的な?』



海青「何言ってるんすか(笑)」



『ね、何言ってんだかね』



海青「でもいいっすよ。
それだけ俺はAさんと距離近いってことでしょ?
他に変な呼び方されてるメンバーもおらんし」



『変な呼び方って。
けど、良いならそうやって呼ぼう』



海青「Aさん」



『んー?』



海青「俺はいつも味方っすからね」



『……うん、ありがとう。
私もちぇいの味方だからね』
















君はいつも、隣に居てくれたね。



本当頼もしいよね。






まぁ、頼もしいのはウチのメンバー全員だけど。










17人も居れば、みんな仲良しって有り得ないのにね






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美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (1月23日 20時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪乃 | 作成日時:2024年1月21日 17時

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