*ごはん ページ44
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スランプから立ち直って少し。
練習を終えたAに背後から誰かが近づいた。
「わぁっ!」
『……玲於さんだ』
玲於「ホントどんな時でもその反応だなお前」
『もう治りましたよ、私』
玲於「マジで?」
『はい。
普通に踊れますけど』
玲於「ストレスが無くなった途端踊れるの本当すげぇなA。
そういうの嫌いじゃねぇよ俺」
『ありがとう玲於くん』
学年は違うが誕生日が3ヶ月しか離れてないこともあり、
玲於はAに好きなように呼ばせてる。
玲於「このあと時間ある?」
『ありますよ。
今日はミーティングだけだったんで』
玲於「涼太くんと隼とご飯なんだけど、
Aも行く?」
『行ー、きません』
玲於「だってさー!」
隼「えー、行こうよA〜」
涼太「北人も呼んでいいから〜」
『メンバーの問題ってより、文春の問題です。
共演者の方とデキてる説あるらしいので、
今誰とも歩かないようにしてるんです』
玲於「……何で後輩と先輩が歩くのがダメなんだよ?
良いじゃねぇか、そういう事実があるわけじゃねぇんだから」
『いや玲於くん、あのね?
世間にそれは通用しないんですよ。
知っての通り、あの人たちはそれでご飯食べてる分、
あることないこと書き込むんです。
知ってますよね?』
玲於「事実じゃないからあげられても、だけど」
『私が行かないと世間に公表している以上、
無理なのは無理ですよ、それじゃ!』
壱馬「捕まえたA」
『げっ、』
玲於「ナイス壱馬!」
壱馬「俺らボーカルも参戦するから、
A、行くよな?」
陸「行こうよA〜」
北人「ってな訳で行きます!」
涼太「よっしゃ!行こっか!」
『女の子いない方が盛り上がるんじゃ』
壱馬「えっ、どこに女の子おるん?
マウンテンゴリラしかおらんやん」
「「ぶっ(笑)」」
『笑うな!!
あと私立派な女の子です!!』
逃げようと試みたところを壱馬に捕まってしまい、
相変わらずの彼らにAは叫んだ。
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美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (1月23日 20時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪乃 | 作成日時:2024年1月21日 17時