検索窓
今日:277 hit、昨日:492 hit、合計:100,745 hit

*▽ ページ5












それからというもの、
壱馬とAの喧嘩が絶えなくなった。










『あれ、ここにあった私のグミは?』




壱馬「あーごめん、俺が食ったわ。
けど、冷凍庫の中にあった俺のアイス食ったんはお前やな?」




『………』




壱馬「冷た!!何すんねん!!」





ノールックで紙コップの水をかけたり、








壱馬「お前俺の魚食ったやろ」




『壱馬がそこに置いとくから悪いんじゃん。
あっ、代わりにこれあげるね♡(ブロッコリー)』




壱馬「……」




『あっ!!それ私のささみ!!』





ノールックで好きな食べ物を取ったり。








壱馬「さっきからうっさいねん音が」




『そこでアニメ見るのが悪いんじゃん。
私は今ダンス動画見てんの』




壱馬「それは分かるねんけどイヤホンせぇや」




『そっちがな』





海・慎「挟んで喧嘩すんのやめて……」






海青と慎を挟んで睨み合い、








彰吾「そろそろ俺に怒られたいようだな。
俺はいいぞ、楽しく話し合おう、な?」




「『遠慮させていただきます』」








かと思えば仲良くハモったり(?)










それでも、本番中はどちらも前と何もかもが違った。




お互いを意識するように、舞台に並ぶのだ。






そうしてしばらくして、
全員が集まってメンバー会議を行う際。










『今まで、女だ何だと意識してきたのは、私もだし、
他に何人か居るのは確かだと思います』









『それでも私は、正規メンバーに選ばれても選ばれなくても、
私に出来る限りのことをこのメンバーでやって行きたい。

この武者修行を通してそう思いました』









『最後にみんなで立つこの場所で、どうなったとしても、
私に出来ることをやり切りたいと思います。

今は認めて貰えなくても、これから認められるよう頑張りますので、
これからもよろしくお願いします』










A自身がそう述べた。




その話を聞いていたルートAの藤原樹は、
会議終わりにAに告げる。










樹「すみませんAさん。
俺、認めたいって気持ちは確かにあります、
ルートCの動画を見る度にそう思います。

けど、同時に、受け入れられない自分が居るのも事実です」



『うん』



樹「なので……」



『それでも樹くんは、この舞台に私と立つのは嫌?』



樹「……では無いですけど」



『なら良い。
すぐ認めなくてもいいから、これからもライバルとしてよろしくね』










*▽→←*▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (93 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
541人がお気に入り
設定タグ:THERAMPAGE , therampage , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (1月23日 20時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪乃 | 作成日時:2024年1月21日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。