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*▽ ページ4












『ここのグループの人たちは特にそう!
慎は入場する時も庇ってくれたりもするし、
海青はいつだってどんな時も隣に居てくれるし、
彰吾さんだって私が分かってなかったら繰り返してくれるし、
瑠唯さんだって私が孤立しないように考えてくれてる!』




壱馬「それなのにっ」




『だからだよ!!
何も出来ない自分が悔しいんだよ!!
これだけたくさんの事をみんなにして来てもらってるのに、
なんで自分は女なんだろうって、毎晩考えてる私の気持ち、
あんたに分かるわけないじゃん!!』




壱馬「何で女だどうだって考えんだよ!!
俺お前のことライバルっては思っても女って思っとらんわ!」




『はぁ!?
それはそれでどうなの!?』




壱馬「やって仲間やもん!家族やもん!ライバルやもん!
これから一緒にやってくかもしれんやつに、
中途半端な力で落ちて欲しくないんよ!」




『っ……』




壱馬「腹立つことに自分はめっちゃダンス上手いよ。
俺分からん時Aのダンス見て覚える時あるくらいには。

今まで女性がここに居ないってだけで
お前を否定してくるやつは全部無視したらええ!
なーんも努力してこんかったやつと同じ土俵やないんやから
当たり前のことやろ!」




『……そんなの、壱馬やみんなは良くても、
他のグループのメンバーは納得しないよ……』




壱馬「悔しいけど、落ちた時は落ちた時。
それだけAより実力が無かった。
それが答えでしか無いんよ」




彰吾「壱馬の言う通りじゃろ。
Aが受かって俺が落ちたんやったら、
それが答えじゃ」




『彰吾さん……』




瑠唯「そうだよA。
ここにある事実は、男か女かじゃなくて、
受かるか落ちるか、それだけだよ」




『瑠唯さん……』




慎「僕もそう思います。
それに僕、Aさんのダンス好きなので、
結果が分かるまででも、一緒に踊りたい」




海青「俺も、そう思います」




『慎、海青……』




壱馬「な?A。
Aは一人やない。」




『っ……』




壱馬「他のグループのメンバーとか、ファンがAを否定しても、
俺らが絶対隣に居っから……、自分から一人にならんといてよ」










この時、Aは壱馬の肩に顔を押し付けた。



壱馬もAの背中に手を回して、時折頭を撫でたりしてた。




そして言ったのだ。










壱馬「俺に全部ぶつけろ。
怒りも、悲しみも、負の感情全て。

全部受け止めて見せっから」










*▽→←*▽



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美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (1月23日 20時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪乃 | 作成日時:2024年1月21日 17時

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