*寝起きドッキリ(2023) ページ19
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陣「おはよ〜ございま〜す」
彰吾「おはようございま〜す。
朝の5時半ですが……」
陣「本日はメンバーにドッキリを仕掛けたいと思います」
彰吾「陣さんの手元に鍵があるんですけど、
これは誰が寝てる部屋の鍵なんでしょうか」
陣「我々も知らないので行ってみたいと思います!」
陣「失礼しま〜す……」
彰吾「お、洗面所ですね。
だいぶ綺麗に……最早使われましたかってくらい何も無い(笑)」
陣「これ性格出るなぁ」
彰吾「それではいよいよ、向こうの部屋に行ってみましょうか……」
彰吾「…………お」
陣「ここは……Aの部屋やな」
布団にはAの姿を確認できるものは無いのだが
メンバーの荷物を把握してるため二人は気づいた。
ちなみにテーブルの上にも床の上にも私物は置かれてなく、
見事に整理整頓されている綺麗な部屋である。
そんな中、Aは布団をギリギリまで壁際に寄せており、
布団にすっぽりと丸まっていた。
全く反応が見えない。
彰吾「罪悪感が……」
陣「前回はA起きてましたけど、
今回はしっかりと起きてますね」
彰吾「それでは寝起きドッキリを仕掛けてみたいと思います」
『なにしてんすか……』
【まさかの起きた】
陣「……おはようございます、A」
彰吾「おはようA」
『……』
彰吾「待ち合わせ時間なっても来ないから来たけど」
『……っ!?』
彰吾の言葉で飛び起きたAは、
急いで枕元のスマホを確認する。
と、枕に顔を埋めて脱力していた。
『遅刻したかと思ったぁ……』
彰吾「何でそんな壁際によってん?」
『え?
押入れ入れないから』
陣「うんそっかってなるわけないやろ」
彰吾「よく気づいたな」
『入ってきた音で気づいてて、
あんまりにもうるさかったから……』
彰吾「本当気配に敏感な子」
陣「しかもA、寝巻き持参やん」
『はい、ただでさえ寝れない場所なのに
寝れない寝巻き着ないですよ……』
彰吾「無地シャツに無地ジャージ……色気無い」
『メンバー内で色気出してどうするんですか。
期待しないでください(笑)』
陣「ではでは、そろそろ行くか。
ゆっくり眠ってな」
『起こした人に言われたくねぇ』
陣「それはそうやな。
おやすみ〜」
彰吾「おやすみ〜」
『おやすみなさ〜い』
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美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (1月23日 20時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪乃 | 作成日時:2024年1月21日 17時