リアル不仲のWエース4【THE RAMPAGE】

＊▽ ページ48

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母からの手紙に、
Aは涙を見せることなく
笑って頷いていた。







『なんか、メンバーの前で言われると
恥ずかしさが勝ちますね(笑)』




R「(笑)」




『ただ、今まで隠してたことを
チラホラ書かれてて読まれてたんで、
胸にバズーカ撃たれた気分です』




「「(笑)」」




陸「でもホントにそうだよね。
近所で育ててくれたって言うおじいちゃんが居て、
その方が武者修行中に亡くなったって後から聞いたもんね」




彰吾「デビューして五年くらいで、だいぶタイムラグあったのに、
しかもその明かし方がちょっとした罰ゲームで暴露話なって、
それが「親しかったおじいちゃんが、その日に亡くなりました」って」




翔平「だいぶあっさりでしたよね」




『話盛るの止めてください』




R「いやいやいやいや(笑)」




「でもさ、結構雰囲気のある感じのお手紙だったからさ、
てっきり泣いたりすんのかと思ったけど……」




「ね！他の人たちは泣いたりもしてたけど……」




陣「恐らくというか、確実になんですが、
我々THE RAMPAGEのメンバーで一番泣きません、Aが」




「そうなの！？」




「女の子だから、泣くのかと思ってた」




『そう、ほら、女の子ってすぐ泣いたり〜って、
そんな印象があると思うんですけど。
普通じゃない環境だし、泣いたところで…って思うと、
まぁ、なんというか……はい(笑)』




「修行してるの？(笑)」




「「(笑)」」




陸「これで泣いてくれるかなぁって思ったんですけど、
甘かったです」




「『(笑)』」







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収録終了後。



Aはお母さんからの手紙をスタッフさんから貰ってた。







北人「A」



翔吾「泣いてもええのに」



『……泣かない。
弱ってるところ見たくないでしょ？』



壱馬「まぁーた我慢して」



『大丈夫。
家帰ったら、ちゃんと話すから』







Aはいつもそう。



苦しそうに笑う。



テレビの前のAと、裏にいるAでは
だいぶ違う気がする。







『ありがとうね』



「「……」」







苦しそうに笑うAは、
俺らの前でも滅多に泣かない。



思い出すと恥ずかしくなるって言ってたけど、
そんなの気にしなくていいのになっていつも思うのにね。





いつになったら甘えてくれるのやら(笑)

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