リアル不仲のWエース4【THE RAMPAGE】

＊相談 ページ44

･インスタライブにて







慎「辞めたいと思った事ありますかって」




『私は無いかなぁ〜』




慎「正直何回か……」




『私が無いからって気にしなくていいのに(笑)
相談はよく受けてたから』




慎「そうなんですか？」




『誰っては言わないけど、
一回酔っ払ってたのか、泣きながら電話来たことあって夜中に』




慎「はい」




『そしたら、もう辞めたいくらい一杯一杯って、
その人電話越しでずっと泣きじゃくってて』




慎「なんか言ったんですか？」




『止めないよ、って言った』




慎「え！？」




『やけ酒して、泣きながら誰かに電話かけて、
SOS出してくれたわけでさ』




慎「まぁ」




『そこまで追い詰められてたなら、止めないかなぁ。
グループから離れることでその人が生きられるなら、
私は止めない。生きてて欲しいから』




慎「……そうですね」




『ただ、電話出て第一声が違うメンバーの名前だったのさ』




慎「(笑)」




『私違うんだけどなぁって思いながら、
話聞いてたんだけど、一頻り話して気が済んだのか、
電話越しで寝落ちしちゃって、相手が』




慎「はい」




『朝方に個人でLINE来て、
「すみませんでした」って』




慎「はい(笑)」




『そしたら、その時一緒に居たであろう、
電話第一声目の名前の人からも電話来て』




慎「はい」




『昨日は止めれんくてごめんな、聞いてくれてありがとう。
って言われてさ』




慎「はい」




『なんか知らんけどその人も半泣きなのさ』




慎「はい(笑)」




『大ウケしたよね、マジで』




慎「人からの相談に大ウケするの多分Aさんくらい」




『そらそうだ(笑)』







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Aさんはインスタライブでそう言ってたけど、
微かに遠い記憶にある。




俺と壱馬さんのことなんだって。







慎「Aさん、覚えててくれたんだ……」








その事が嬉しかったんだ。

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