*応援/リク ページ32
・
翔吾「おっ、A〜!
やっぱりAも来たか!」
『うん、何とか仕事終わらせた』
Aと翔吾が仲良く手を振り合い、
当たり前のように隣に座る。
まぁ同い年だからな。
その様子を見て、俺と龍は笑ってて、
もうすぐ始まる海青のプロレスデビューを楽しみにしてた。
彰吾「緊張じゃな」
龍「本当にバクバク…!」
まだ時間がかかる本番。
Aも緊張してるらしく、
翔吾の腕を組んで深呼吸していた。
龍「Aさんがくっつくの珍しくないですか?」
『それだけ緊張してるのよ。
緊張ってか心配』
翔吾「男はさ面白さって思うけど、
確かに女性は面白さもありつつ心配が強いよな」
『本当に』
そうは言ってたAですが、
海青が入場してからは。
『あらやだ、ウチのちぇい、
頼もしい筋肉だこと……』
『キャー!待って!?
ちぇい……ふぁー!』
彰吾「やかましい!」
限界オタクのそれになってて、
優しさの塊の翔吾は苦笑いしてた。
龍は興味無いようでずっと見たまま。
『やだもー!あっー!』
翔吾「Aちゃん、俺の腕がもげそう」
『翔吾くんは大丈夫!!』
彰吾「勢い強(笑)」
Aは翔吾の腕を叩いたり、握ったり、
翔吾の腕が心配になりそうな勢いで動いてる。
『マジでさ、ちぇいが居てくれたら心配要らないね。
大抵のやつはみんな吹っ飛ばせるよ』
龍「海青さんもAさんには言われたくないと思う」
彰吾「お前スタッフ投げ飛ばしたの忘れんなよ」
Aはデビューした当初、背後に立ったスタッフを
一本背負いで投げ飛ばすという珍事を起こしたことがある。
そんな話をしてると、見事に海青が勝利を収めた。
『やった!!勝ったよ!!』
翔吾「分かったから落ち着いてA」
彰吾「テンションがおかしい」
そう言って笑ってた俺らだけど、
それは海青もそうだったらしくって。
俺らと目が合った時、海青は良い笑顔で手を振ってくれた。
『おめでとう、海青』
その時にはテンションが落ち着いたのか、
Aが冷静に、聞こえないであろう言葉を囁いた。
さっきまでの興奮と心配を知ってる俺らは、
顔を見合せて笑った。
ともかく、海青、無事に初勝利、おめでとう。
・
リクくだしゃい……。
667人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
snow0224(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく読ませていただいてます(^^) 全然関係ないのですが作者様と全く同じ名前、同じ漢字で焦りました笑(作者よりのページで気づきました笑)ホントなんの事や〜って話なんですが嬉しくてコメントさせてもらいました^^ (3月13日 0時) (レス) @page21 id: 5c65d1e7b4 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナとか温度差で体調に気をつけましょう (3月12日 12時) (レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - kuroさん» 初めまして、閲覧、リクエストありがとうございます!何かと出かけたい気持ちを前面に出してるりっくんと二人の旅行!楽しみです!順番に公開していくので少々お待ちください🙇♀️ (2月29日 10時) (レス) id: d93f4d8728 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - はじめまして いつも楽しみにして読んでます さっそくリクエストですが りっくんと 旅行する でお願いします🙇♀️ (2月29日 7時) (レス) id: 2769407402 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - ボボキツネさん» 再びリクありがとうございます!次々消化していくので少々お待ちください! (2月28日 0時) (レス) id: d93f4d8728 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪乃 | 作成日時:2024年2月17日 11時