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曇り空。
何もかもが見えなくてスッキリする。
そう思ってたら後ろから戸が開く音がした。
壱馬「何しとんの？」
『壱馬、寝なくていいの？』
壱馬「そらこっちのセリフやわ」
陸「あー！まだ飲めるのに！」
力矢「海青すら潰れてるんだから陸まで潰れないで！」
『向こうは賑やかだね』
壱馬「せやな」
屋外で盛り上がってたけど、
今は室内の大部屋で大騒ぎしてた。
その様子に巻き込まれたくなくて、私はそうだけど、
きっと壱馬も避難してきた側なのかもしれない。
壱馬「なぁA」
『ん？』
壱馬「本当は帰りたかったんやろ、実家に」
『え、なに急に。
別にそんなことないけど』
壱馬「この前な、樹に北人が言ったんやって。
一日だけでもいいから宮崎に帰りたいって。
俺もそんな日あるし、他の人も地元に帰りたいって思う」
『そうなんだ』
壱馬「俺さ、ランペの正式メンバーになってAに言うたよな。
辛いことがあったら全部俺にぶつけろって」
『かっこよく言ってくれたね。
結果、不仲みたいになったけど』
壱馬「俺らはさ、メンバーの本音を受け止められないほど、
弱くないと思うで？」
何度か論点を変えようとしたけど、
昔から私のスルースキルだけは高い壱馬には
一切通用しなくって。
壱馬「なぁA。
もう泣いてもええよ」
『っ、やめてよ。
女の子泣かさないでよ』
私が笑っていると、
ふと壱馬の香水が香った。
昔から壱馬はそう。
私が辛いって感じてる時、
いつも隣に居てくれて、一緒に背負ってくれる。
だから私たちはダブルエースって言われてる。
壱馬「頑張ってるもんな、A」
『っ』
私は壱馬のその一言で涙が止まらなかった。
デビューしてから泣かないようにって堪え続けてた。
誰にも弱みを見せたくなかった。
きっとこのことをお互い公表することは無い。
私も壱馬も。
『壱馬』
壱馬「ん？」
『少し、寒いね』
壱馬「……せやな」
私がそう言うと、壱馬は強く抱き締めてくれた。
けど寒がりの私にはちょうど良くて。
冷え切った体と心が、解された気がした。
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snow0224(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく読ませていただいてます(^^) 全然関係ないのですが作者様と全く同じ名前、同じ漢字で焦りました笑（作者よりのページで気づきました笑）ホントなんの事や〜って話なんですが嬉しくてコメントさせてもらいました＾＾ (3月13日 0時) (
レス) @page21 id: 5c65d1e7b4 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナとか温度差で体調に気をつけましょう (3月12日 12時) (レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - kuroさん» 初めまして、閲覧、リクエストありがとうございます！何かと出かけたい気持ちを前面に出してるりっくんと二人の旅行！楽しみです！順番に公開していくので少々お待ちください🙇♀️ (2月29日 10時) (レス) id: d93f4d8728 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - はじめまして いつも楽しみにして読んでます さっそくリクエストですが りっくんと 旅行する でお願いします🙇♀️ (2月29日 7時) (レス) id: 2769407402 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - ボボキツネさん» 再びリクありがとうございます！次々消化していくので少々お待ちください！ (2月28日 0時) (レス) id: d93f4d8728 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪乃 | 作成日時：2024年2月17日 11時
