リアル不仲のWエース4【THE RAMPAGE】

＊▽ ページ18

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雪が降り出した。



その瞬間、全員が上着を脱いでそこに集まる。







これが今回の目的だった。




雪の中で全員で撮影するのが目的で、
雪が降るであろう今日を、某所で行ってた。







全部撮影が終わると、そのままみんなで飲み会みたいになった。



これが目的で全員明日はオフになってる。







彰吾「よっしゃ飲むぞ〜！」




R「うぇ〜い！！！」







それからはオードブルーとかも開けて、
打ち上げみたいな雰囲気ができあがった。




特に陸さんに関しては、
普段参加しないAさんが居て、
テンションが爆上がり。







陸「ひらがな二文字ちゃ〜ん！飲んでるか〜！！」




『飲んでますって。
ちょ、重いから』




壱馬「今日という今日は逃がさんでお前！」




『壱馬うるさい』




北人「A〜〜！！！好きだよ〜〜〜！！」




『北人うるさい』




翔吾「愛してるぞ〜！！」




『翔吾くんうるさい』




海青「大変っすね」




『見てないで助けろー！！』







何やかんやAさんのことが好きな皆さんは、
何を言われようとテンションが高いまま。




Aさんは寒いのかジャケットを着て
酒ではなくスープを飲んでる。







彰吾「鈴本〜、鈴本〜？」




『はぁーい？』




彰吾「飲めない女じゃ居られないよな？」




『いや冗談でしょ』







山彰さんに言われるまま、
Aさんはカップを持って一気飲み。



酒が弱くは無いAさんは余裕の表情で、
その場が沸いた。







陣「まこっちゃんは向こうに混ざらんの？」




慎「……陣さんこそ混ざらないんですか？」




陣「まだ仕事は終わっとらんからなぁ」




慎「力矢さんと陣さんは大変ですね。
リーダーっていう役職持って」




陣「おぉ、急にどないした〜？」




慎「いや、こういう時くらい気を抜きたいはずなのに、
いつも最後までしっかりしてるし……」




陣「案外そうでも無いよ」







陣さんを見ると、
本当に母親みたいな顔をして
あのどんちゃん騒ぎを見守っていた。







陣「自分が楽しむのも全然ええんやけどな、
ああやってメンバーが羽目外してるのを見るのも、
案外楽しいんやで」




慎「そうなんですか？」




陣「特にな、普段気を張り続けてる子らが、
年相応に騒いでるのを見るとホッとする」







目の前には、さっきのメンバーがワイワイやってて、
珍しくAさんも気を抜いてた。




その光景を見て、陣さんの気持ちが分かる気がした。

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