リアル不仲のWエース4【THE RAMPAGE】

＊寒がり ページ17

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寒がりに冬空の下での撮影は寒い。



らしい。





どうも武知海青です。



ただいま撮影で氷点下前後の寒さの中、
我々は集まってます。







『寒い』




慎「ひらがな二文字ちゃん凍えてる(笑)」




『寒いんだってここ。
いや今の時期どこも寒いけど、これ衣装が辛い』







Aさんの衣装は少し露出多めで、
体脂肪率がかなり低めのAさんには辛いようだ。



まだ俺らは大丈夫だけど。







壱馬「寒い〜まーこーとー！」



慎「はーいー！」





『イチャつくな〜！』



R「(笑)」







ランペは楽しく撮影してるのですが、
もちろんAさんも。



ただ、寒さが強いらしく、
Aさんは暖かい飲み物を両手に、
ストーブの前から一切動かない。







北人「あいつの地元の方が寒そう」




翔吾「多分俺らより全然冷えると思うけどな」




『地元離れてどんだけ時間経ったと思ってんの！
おかげで訛りもほとんど無いんだからね！？』




海青「当てつけですか？」




『いやちぇいたちはさ、ほら、帰省してんじゃん。
私帰省してないから、ね？』







俺がいじるとAさんはあからさまに反応する。


それらが面白くて笑ってると、
他の人たちも笑い出した。







陣「A〜、撮影始まるよ〜」




『寒いんだって！』




陣「しゃーないやん、仕事なのに。
今はわがまま言わんでこっちに来い！」




『陣しん乱暴！！』







とか言いながらもスタッフさんに上着を預けて、
セットの下に向かったAさん。




その背中にはランペの全てを背負ってるんだと、
覚悟しているんだなって思った。







海青「ほんま好きだな、あの人」




健太「おっ、恋愛の話？」




海青「ちゃいますよ。
Aさんの生き様と覚悟の話っす」




健太「ふーん。
まぁAは俺らと何もかもが違う分、
きっと、多いんだろうね」




海青「っすね」




瑠唯「支えてやんなきゃね、俺らで」




海青「うっす」







俺らはAさんのことを見守る。



今はランペのことだけだけれど、もしいつか、
その時が来たら俺は、真っ先にその人の背中を押したい。







海青「……にしても寒そう」




瑠唯「いやホントそれ、マジで凍えそう」









昂秀「ヒィっ！！Aさん冷たいっ！！」




『冷え性だもん、ニシシ』







ただ悪戯心は温いままでした。



被害にあった昂秀、おつかれ。

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