62話 ページ13
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ディオくんが手を引っ張るから、
慌てて料金を払って店を出た。
歩いていると、
KS「カイ、かっこいいでしょう？」
ディオくんがそんなことを聞いてきた。
「え、あ…、そうかな？」
KS「はは、さっきの聞こえてたよ。」
「え！？嘘！？…まあ、一般的には？かっこいい。と思う。」
KS「あーゆう人がタイプなの？」
ちょっと意地悪な顔して、
私の顔を覗き込む。
「私は…、そのディオくんの方が…」
KS「僕の方が？」
「ううう〜、もう！わかってるくせに！」
KS「ははは、ごめん。ついからかいたくなった。」
「意地悪。」
KS「ごめんごめん。」
私の態度に満足そうに笑うディオくん。
最近のディオくんは、
前よりももっと接しやすくなった気がする。
本当にプライベートで会ってるって
錯覚しちゃいそう…
KS「カイはね、あんまり仕事に出てないんだ。」
「そうなの…？」
だからあんまり見かけたことがなかったのか。
KS「ダンサーなんだけど、すごく忙しいんだ。それでもレッスンにはお金もかかるし、ショーだけでは食べて行くには難しいみたいで、時々仕事に来てる。すごい頑張り屋さんで、応援したくなる。」
「そうなんだ。だからディオくんお兄さんみたいなんだね。」
KS「僕が？」
「うん。さっきカイくんに話しかけてるのを聞いて思った。」
KS「はは、自分では全然わからないけど。」
照れたように自分の後ろ頭をさすってる。
珍しいな、
ディオくんが他の人の話をするなんて。
KS「カイを見てると、僕も目標のために頑張ろうって思えるから。」
「ディオくんも夢があるの？」
KS「夢か…、どうかな。僕のは夢とは言えないかな…」
さっきまでの笑顔から
急に表情を曇らせるから、
私はディオくんにそれ以上、
その‶目標″については聞かなかった。
私が黙っていると、
KS「あんまり連絡くれないね。」
ディオくんから出た言葉に耳を疑った。
「え…？だって、迷惑じゃない？」
KS「迷惑なんかじゃないよ。その為に教えたんだから。」
嬉しくて涙が出そうなのをこらえた。
これくらいで泣いてたら、
絶対に重たい女だもん。
KS「その…」
「なあに？」
KS「僕からも連絡するから。」
ディオくんのその一言で
我慢してた涙がこぼれちゃって、
慌ててぬぐった。
どうしよう…。
お客さんだってわかってるのに…
どんどん欲が出ちゃうよ…
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太陽(プロフ) - はじめまして！読み出してすぐにどハマりして一気に読んじゃいました！長い間更新はされていないようですが、もう更新はされないのでしょうか？（ ; ; ）続きが気になりすぎて気になりすぎて…. (2021年6月22日 17時) (
レス) id: 51a9c9d2a6 (このIDを非表示/違反報告)
マ(プロフ) - こんばんは。どハマりして一気に読んでしまいました(T-T)！！！ジョンデのポジションも最高すぎます。。。！！ぜひみんなが幸せになってほしいです！T_T（笑）更新楽しみにしております！ (2018年11月27日 1時) (レス) id: bd554c2e10 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - はじめまして！バイトの前に読み出したら続きが気になり過ぎてバイト中にコッソリ読み続けちゃいました！店長ゴメンなさいwギョンちゃんのお話だけど、個人的にベク推しな私…ベクちゃーん、もうべくちゃんとくっついてw楽しいお話ありがとうござます。 (2018年11月23日 1時) (レス) id: 3e50fa84d5 (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - お久しぶりです、お話の続きとても楽しみにしてたので嬉しいです！ありがとうございます(^ ^) (2018年10月29日 15時) (レス) id: e8df2da9bd (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - ぱらちゃんさん» お久しぶりです！！コメントありがとうございますー！！長い間更新できたなかったのにまた読んでくださってありがとうございます！！がんばれます〜〜〜（ ; ; ） (2018年6月12日 23時) (レス) id: 2850fd4c89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩
| 作成日時：2017年7月28日 1時
