50話 ページ1
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『助かるよ、Aさんたくさんシフト入ってくれるから。』
「あ、いえ。大丈夫です。」
『今時珍しいくらい働いてくれるよね。』
「まあ、ちょっと色々あって。」
『こんなこと言うのもあれだけど、体に気をつけて、働くのもほどほどにね、なんてシフト決めてる店長の俺が言うことじゃないか。ははは』
ディオくんに久しぶりに会った日から、
私の生活は逆戻りした…
ベクに言ったら怒られるってわかってるけど、
幸い、ベクはまだ大忙しで、
連絡も時々しかとらないからなんとか誤魔化せてる。
…ただ、
ベクの代わりに最近受付にいる
チェンさんには、
当たり前だけど
また頻繁に通ってることはバレてしまった…
私のことを時々気にかけて
心配してくれてる。
でも、
やっぱり私は、ディオくんに会いたい。
あの日…、
ディオくんは
帰り際に、
私を抱き寄せた。
ふわっと鼻に残るディオくんの匂いが忘れられない。
いきなり抱きしめられて
驚いた私は、
「きゅ…、急にどうしたの？」
なんて言葉しか言えなかった。
KS「実は…この前見たんだ。ベッキョンを抱きしめてるAちゃんを…」
そう耳元で話した声も、
まだ耳に残ってる…
あの時、まさか見られてたなんて…
KS「ベッキョンには渡したくない。」
お客をとられないためだってわかってる。
わかっているんだけど…、
それでも私はその言葉が嬉しかった。
「大丈夫だよ。私はディオくんのものだもん…。」
KS「信じていい？」
「うん、、」
あの時のことを思い出すだけで、
いくらでも働ける気がするんだから、
恋って本当に不思議だ。
『なんか、嬉しいことでもあった？』
「え？」
バイト先の先輩に声をかけられて
ハッと、我に返った。
『さっきからずっとニヤニヤしてる。』
「実は、ちょっと」
『なにー？彼氏でもできた〜？』
「そんなんじゃないですよ〜！！」
人に言えない恋だってわかってる。
誰に言ったって反対されるのもわかる。
でも、
私はやめたくない。
諦めるつもりなんて毛頭ない。
「彼氏じゃないんですけど、好きな人とちょっと…嬉しいことがあって。」
『まじで！？うわ〜！がんばってね！』
「へへ。はい、がんばります。」
がんばって、
お金を稼いで…
そしてまたディオくんに会いに行きます。
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太陽(プロフ) - はじめまして！読み出してすぐにどハマりして一気に読んじゃいました！長い間更新はされていないようですが、もう更新はされないのでしょうか？（ ; ; ）続きが気になりすぎて気になりすぎて…. (2021年6月22日 17時) (
レス) id: 51a9c9d2a6 (このIDを非表示/違反報告)
マ(プロフ) - こんばんは。どハマりして一気に読んでしまいました(T-T)！！！ジョンデのポジションも最高すぎます。。。！！ぜひみんなが幸せになってほしいです！T_T（笑）更新楽しみにしております！ (2018年11月27日 1時) (レス) id: bd554c2e10 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - はじめまして！バイトの前に読み出したら続きが気になり過ぎてバイト中にコッソリ読み続けちゃいました！店長ゴメンなさいwギョンちゃんのお話だけど、個人的にベク推しな私…ベクちゃーん、もうべくちゃんとくっついてw楽しいお話ありがとうござます。 (2018年11月23日 1時) (レス) id: 3e50fa84d5 (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - お久しぶりです、お話の続きとても楽しみにしてたので嬉しいです！ありがとうございます(^ ^) (2018年10月29日 15時) (レス) id: e8df2da9bd (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - ぱらちゃんさん» お久しぶりです！！コメントありがとうございますー！！長い間更新できたなかったのにまた読んでくださってありがとうございます！！がんばれます〜〜〜（ ; ; ） (2018年6月12日 23時) (レス) id: 2850fd4c89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩
| 作成日時：2017年7月28日 1時
