87話 ページ40
.
目の前にいるのは本当に
あのドギョンスなのだろうか…
「…ごめん、ギョンス。ギョンスとは暮らせない…」
呆気にとられて、
つい結果だけを伝えてしまった。
KS「はは…そうだよね、ごめん…忘れて。」
悲しそうに顔を歪めて背中を向けたギョンスを
慌てて呼び止めた。
「ま、待って！私の話も聞いて！」
KS「…何？」
「わ、私も…！」
KS「…」
「私もギョンスが好きなの！！！」
私の言葉に、訳が解らないって顔するギョンス。
「…ってゆうか！私結婚なんてしないんですけど！」
KS「は…？でも…ヒョンが
「先輩がどうゆうつもりでそんなこと言ったかはわかんないけど、全くの嘘！」
まだ訳がわかんないって顔したまま
眉をしかめる。
KS「…それじゃあ、どうして僕とは暮らせないの？」
「えと…家、契約したばっかりで。」
KS「…！？なんだよそれ、そんなこと先に言ってよ！」
あぁ、恥ずかしいって言いながら手で顔を覆ってる。
「だって、ギョンスが何も言うなってベラベラベラベラ話すからタイミングが無かったんじゃん！」
KS「Aっていつもそうだよね。大事なことはちっとも言わないでさ。大体、人が一生懸命した告白をベラベラって何だよ！」
「なんで私が怒られなきゃいけないわけ！？告白してきたのはそっちじゃん！！」
KS「Aだって、僕のこと好きって言ったくせに、その態度何なんだよ。」
言い争いながら
お互い睨み合ったけど…、
「「ぷ…、あははははは」」
なんだか急に可笑しくなって、
二人で一緒に笑ってしまった。
「あはは、何これ。」
KS「本当だよ…」
二人で顔を合わせて、
もう一度微笑んだ。
「でもなんか、こうゆうの久しぶり。」
KS「そうだね。」
「ねえ、ギョンス、一緒には暮らせないけど…」
KS「僕の彼女ってことでいいんだよね？」
「うん…」
KS「ん、よかった。」
そう言って、ギョンスがそっと私の手を握った。
KS「とりあえず、どっか行く？」
「ビール飲みたい！」
KS「あはは、Aらしいね。Aの好きそうなお店また見つけたんだけど。」
「さすがギョンス〜！」
KS「じゃあ、そこ行こっか。」
嬉しい気持ちが溢れそうだったけど、
私たちには甘ったるい雰囲気よりも
こっちのほうが合ってるって思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2239人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - 塩さん» はい！塩さんのとっても面白いですよー！また、新作楽しみにしていますので！ (2018年1月2日 20時) (
レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - サト丸21号地球防衛軍さん» 先ほどもコメントさせてもらったのですが、久しぶりにロングインしたのでどちらもお返事遅くなってすいません！こっちも読んでいただけたんですね(T-T)ありがとうございます(T-T) (2018年1月2日 2時) (レス) id: 9c6b488e98 (このIDを非表示/違反報告)
サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - 二人とも幸せになってよかったねぇ(T ^ T)泣きそうでした！ (2017年12月24日 1時) (レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - たるぎ。さん» 初めまして！読んでいただいた上にコメントまでありがとうございます(/ _ ; )癒しだなんて、ありがたきお言葉です〜！！(T ^ T (2017年4月11日 13時) (レス) id: bba33da31b (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ。(プロフ) - 塩さん、初めまして！こちらのお話オススメされて読んでみましたが、もうそれはそれはいちいちツボを突いてきてキュンキュン止まりませんでした…癒しをありがとうございましたTT (2017年4月10日 11時) (レス) id: b395b0233c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：塩
| 作成日時：2016年7月25日 22時
