75話 ページ28
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「はー…今日のご飯どうしよ。」
とっくにレパートリーなんて尽きて、
当番のたびに頭を悩ませてる。
毎日作ってくれてたギョンスを
今更、尊敬する。
「ピザでも頼もうかなー…」
……だめだめ。
セフンくんて意外と健康志向だったんだ。
それでもきっと、
私がピザを頼みたいなんて言えば
文句も言わずに賛成してくれるんだ。
そんなの申し訳ないよ。
「はあ〜、どうしよう…」
会社を出ながら頭を悩ませていると、
KS「…A。」
後ろから聞き覚えのある声で
名前を呼ばれた。
うそ…、この声…
恐る恐る振り返ると、
「…ギョンス…」
そこには、
いま一番、会いたくない人が立っていた。
「どうしたの？」
KS「…たまたま近く通ったから。」
「そっか…」
KS「昨日…」
「え？」
KS「いや、何でもない…」
たまたま…？
ギョンスの、会社は私の会社と
全然違う方向にあるのに…。
あの人が、
うちの会社の近くに住んでたりするのかな…
嫌だな…
考えないようにしてたのに…
KS「えっと…、元気？」
「うん。まあ…」
KS「ちゃんと暮らせてるの？」
「うん…」
KS「迷惑、掛けてない？」
「……掛けてないよ。」
わざわざそんなこと聞く為に待ってたわけ…？
ギョンスに干渉されるの、
なんだかイライラする。
自分のことは何にも言わないくせに。
KS「そっか…、それならよかった。」
「…うん。今日だって、ちゃんと私がご飯作るんだから…」
KS「Aが？はは、ちゃんと花嫁修業した甲斐があったね。」
「でしょ。これでいいお嫁さんになれるかな？」
私、何言ってるんだろ…
KS「うん。Aなら大丈夫。きっと、いいお嫁さんになれるよ。」
ニコッと笑ったギョンスに
胸が苦しくなった。
「……ありがと。」
KS「…じゃあ、僕行くね。」
「…うん。」
もう行っちゃうんだ…
本当に、何のためにここにいたんだろ。
私に背を向けたギョンスの背中を
見ていたら、
「ね、ねえ！」
ついギョンスを呼び止めてしまっていた。
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サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - 塩さん» はい！塩さんのとっても面白いですよー！また、新作楽しみにしていますので！ (2018年1月2日 20時) (
レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - サト丸21号地球防衛軍さん» 先ほどもコメントさせてもらったのですが、久しぶりにロングインしたのでどちらもお返事遅くなってすいません！こっちも読んでいただけたんですね(T-T)ありがとうございます(T-T) (2018年1月2日 2時) (レス) id: 9c6b488e98 (このIDを非表示/違反報告)
サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - 二人とも幸せになってよかったねぇ(T ^ T)泣きそうでした！ (2017年12月24日 1時) (レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - たるぎ。さん» 初めまして！読んでいただいた上にコメントまでありがとうございます(/ _ ; )癒しだなんて、ありがたきお言葉です〜！！(T ^ T (2017年4月11日 13時) (レス) id: bba33da31b (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ。(プロフ) - 塩さん、初めまして！こちらのお話オススメされて読んでみましたが、もうそれはそれはいちいちツボを突いてきてキュンキュン止まりませんでした…癒しをありがとうございましたTT (2017年4月10日 11時) (レス) id: b395b0233c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩
| 作成日時：2016年7月25日 22時
