64話 ページ15
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「セフンくん、先に行って。」
SE「何でです？」
「ほら、一緒に出勤すると色々マズくない？」
SE「何がマズいんですか？」
「誤解されたりとかさ…」
SE「誤解も何も、一緒に住むんですから
「わーーー！あんまり会社の近くで言わないで。」
SE「ルームシェアなんですから堂々としてればいいじゃないですか。」
「いやいや、流石にないって。」
同僚が、
しかも男女がルームシェアなんて、
普通の人には理解できないでしょう。
「とにかく、先に行って。」
SE「わかりましたよ。」
口を尖らせて、会社に入っていく
セフンくんを見送ってから、
私も少し後で会社に入った。
BH「昨日、どうだった〜？」
デスクにつくと、
ニヤニヤしながら、ベッキョンが聞いてくる。
「泊まらせてもらった。」
BH「うわ！まじで！？で、なんかあった！？」
「…なんもないよ。」
BH「嘘だろ！？男女が同じ部屋で寝てなんもないわけないだろ！？」
「あのねえ、みんながみんな、ベクと同じなわけないでしょ。」
BH「セフンも情けね〜な〜」
頭の後ろに手を組んで、
つまらなそうにベッキョンが仰け反った。
SE「誰が情けないんですか。」
BH「ん？あ？お前だよ、お前。」
SE「情けなくないです。」
BH「どこがだよ〜、好きな女に手も出さないで。」
SE「ヒョンと一緒にしないでくださいよ。俺たち一緒に住むことになったんです。そんなことするはずないでしょ。」
BH「え！？住むの！？まじで！？」
ガバッと姿勢を直したベッキョンが
私に詰め寄る。
「…ま、まあね、もういいから仕事しなよ。」
BH「なーんか面白くなってきたな〜」
「なんも面白くないよ。ただのルームシェアなの！」
SE「そんなに強調しなくても…」
ブツブツいいながら、
セフンくんが自分のデスクに戻っていった。
BH「セフンと住むってことはさ、Aはプロポーズ断ったんだ。」
「断ったも何も、取り消されたから。」
BH「取り消された！？なんで！？」
「…知らない。」
うそ。知ってる。
私が泣いたから。
ギョンスが気を使って取り消してくれたんだ。
それに私はもう用無し…だしね。
BH「ふ〜〜ん…ま、よかったんじゃない？セフナ、いい奴だよ。」
「…知ってる。」
知ってるよ。
セフンくんがいい人なんて、
ちゃんと知ってる。
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サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - 塩さん» はい！塩さんのとっても面白いですよー！また、新作楽しみにしていますので！ (2018年1月2日 20時) (
レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - サト丸21号地球防衛軍さん» 先ほどもコメントさせてもらったのですが、久しぶりにロングインしたのでどちらもお返事遅くなってすいません！こっちも読んでいただけたんですね(T-T)ありがとうございます(T-T) (2018年1月2日 2時) (レス) id: 9c6b488e98 (このIDを非表示/違反報告)
サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - 二人とも幸せになってよかったねぇ(T ^ T)泣きそうでした！ (2017年12月24日 1時) (レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - たるぎ。さん» 初めまして！読んでいただいた上にコメントまでありがとうございます(/ _ ; )癒しだなんて、ありがたきお言葉です〜！！(T ^ T (2017年4月11日 13時) (レス) id: bba33da31b (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ。(プロフ) - 塩さん、初めまして！こちらのお話オススメされて読んでみましたが、もうそれはそれはいちいちツボを突いてきてキュンキュン止まりませんでした…癒しをありがとうございましたTT (2017年4月10日 11時) (レス) id: b395b0233c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩
| 作成日時：2016年7月25日 22時
