60話 ページ11
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しばらくして泣き止んだ私は、
急に恥ずかしくなった。
いい歳した大人のくせに、
人前であんなに泣いてしまうなんて…
SE「…大丈夫ですか？」
「…うん。ごめんね。」
SE「Aさんは笑ってないと。」
「泣くなんて、らしくないよね。わかってるんだ。」
SE「ヒョンも多分心配してましたよ。さっきだっていつもよりおおげさに喋ってたし。」
うん…確かに、
ベクのおかげでたくさん笑った。
SE「まあ、腹筋の話は余計でしたけどね。」
「…あはは、まだ信じてないけどね。」
SE「Aさん。」
「ん？」
SE「俺、やっぱりほっておけません。本当に家で暮らしてください。」
「わかった……少し、考えさせて。」
私の答えが予想外だったのか、
提案したセフンくんのほうが驚いてた。
このままギョンスを好きでいたって
報われないんだ。
それならいっそ、
前に進んでみるのも悪くないかもしれない。
「…とりあえず今日はソファで寝かせてもらってもいいかな？」
SE「だめですよ。ベッドで寝てください。」
「え、」
SE「今日は僕がソファで寝たい気分なんです。」
「…そんな、悪いよ。」
SE「僕が寝たいって言ってるんですから、何が悪いんですか。」
ぷうっとほっぺを膨らませたセフンくんに、
つい笑ってしまう。
「ふふ、ありがとね…」
えーっと、そうなったら…
って、セカセカと色々動き出すセフンくん。
SE「シャワーどうぞ。あ、これ着てください。」
くんくんと匂いを嗅いだ後、
私に、Tシャツをわたしてくれた。
「ありがと。」
SE「ちゃんと洗ってありますからね！あとは…あ、タオルか！ちょっと待っててくださいね。」
パタパタと部屋中走り回って、
大きいのに、なんだか子供みたい。
お言葉に甘えて、
シャワーを借りた。
何してんだろうって思ったけど、
そんなに後悔はなかった。
「シャワーありがとね。お先にすいません。」
SE「……あっ、はい。」
「…？どうしたの？」
SE「…いや、なんか夢みたいで。」
「あはは、何それ〜」
SE「自分で言い出したくせに、変ですよね。俺もシャワー浴びてきます。」
「はい。」
ソファに座って、携帯を手に取る。
もちろん
ギョンスからはなんの連絡もない。
よく考えたら、用事以外のことで
お互い連絡なんてしたことなかったから
離れれば、こうなるのは当たり前なんだ。
そのまま、
アドレス帳のユナのページを開いて、
電話をかけた。
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サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - 塩さん» はい！塩さんのとっても面白いですよー！また、新作楽しみにしていますので！ (2018年1月2日 20時) (
レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - サト丸21号地球防衛軍さん» 先ほどもコメントさせてもらったのですが、久しぶりにロングインしたのでどちらもお返事遅くなってすいません！こっちも読んでいただけたんですね(T-T)ありがとうございます(T-T) (2018年1月2日 2時) (レス) id: 9c6b488e98 (このIDを非表示/違反報告)
サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - 二人とも幸せになってよかったねぇ(T ^ T)泣きそうでした！ (2017年12月24日 1時) (レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - たるぎ。さん» 初めまして！読んでいただいた上にコメントまでありがとうございます(/ _ ; )癒しだなんて、ありがたきお言葉です〜！！(T ^ T (2017年4月11日 13時) (レス) id: bba33da31b (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ。(プロフ) - 塩さん、初めまして！こちらのお話オススメされて読んでみましたが、もうそれはそれはいちいちツボを突いてきてキュンキュン止まりませんでした…癒しをありがとうございましたTT (2017年4月10日 11時) (レス) id: b395b0233c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩
| 作成日時：2016年7月25日 22時
