51話 ページ2
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ふぅ…危ない危ない。
今告白なんてしても、
答えは決まってるのに。
「そろそろ、お昼食べようか。」
KS「そうだね。」
シートの上にお弁当を広げた。
意外とたくさん作っちゃったな。
「「いただきます。」」
「どう？美味しい？」
KS「うん。美味しいよ。」
「当たり前か。ギョンスも手伝ったもんね。」
KS「これはAのお弁当でしょ。僕、ほとんど手伝ってないよ。」
「えへへ、じゃあ私のお弁当〜！」
KS「ふふ、そうだね。」
なんか、幸せだな。
もしも…、
もしも、結婚できたとしたら、
毎日こんな風に過ごせるのかな…
「ねぇ、ギョン…
『あれ？ギョンス？』
誰かが突然ギョンスに声をかけた。
その人を見たギョンスは
目をまん丸くしていた。
『うわー！久しぶりだね。』
KS「…お久しぶりですね。」
なんだか胸がザワザワする。
『変わらないね〜、あれ？彼女？相変わらず尽くしてるの？』
…嫌な予感。
KS「違いますよ。それにその話はやめてください。」
『あはは、ごめんごめん。』
そっからその人は、
しばらくギョンスと話してて、
私は完全に蚊帳の外って感じで、
虚しくなった。
『ねえ、まだ番号変わってない？』
KS「あー………はい。」
『じゃあ、今度連絡するね。邪魔してごめんね〜ばいばーい。』
KS「じゃあ。」
去ってくその人の後ろ姿を見て、
胸がずきんと痛む。
…どうしよう。
ガーンて
何かで頭を殴られたみたいな感覚…
きっと…あの人だ。
こんな所で会うなんて、
運命の再会みたいじゃん…
KS「…A？」
「………ねえ。あの人って、初恋の？」
KS「あー…うん。そう。」
「…綺麗な人だね。」
KS「そうかな。普通だよ。」
綺麗だよ…
綺麗だし、
ギョンスが好きだった人って思えば、
尚更綺麗に思える…
KS「食べないの？」
「ちょっと作りすぎたよね、お腹いっぱいになっちゃった。」
KS「そう？」
ご飯なんて、
喉を通るわけない。
ポツン…と、ひとつ
手の甲に、雫が垂れてきた。
あれ…？
私、泣いてないはずなのに。
我慢してるのに…
そう思っていたら、
一気にザーーーーーーっと、
雨が降ってきた。
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サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - 塩さん» はい！塩さんのとっても面白いですよー！また、新作楽しみにしていますので！ (2018年1月2日 20時) (
レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - サト丸21号地球防衛軍さん» 先ほどもコメントさせてもらったのですが、久しぶりにロングインしたのでどちらもお返事遅くなってすいません！こっちも読んでいただけたんですね(T-T)ありがとうございます(T-T) (2018年1月2日 2時) (レス) id: 9c6b488e98 (このIDを非表示/違反報告)
サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - 二人とも幸せになってよかったねぇ(T ^ T)泣きそうでした！ (2017年12月24日 1時) (レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - たるぎ。さん» 初めまして！読んでいただいた上にコメントまでありがとうございます(/ _ ; )癒しだなんて、ありがたきお言葉です〜！！(T ^ T (2017年4月11日 13時) (レス) id: bba33da31b (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ。(プロフ) - 塩さん、初めまして！こちらのお話オススメされて読んでみましたが、もうそれはそれはいちいちツボを突いてきてキュンキュン止まりませんでした…癒しをありがとうございましたTT (2017年4月10日 11時) (レス) id: b395b0233c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩
| 作成日時：2016年7月25日 22時
