50話 ページ1
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「うわ、何時だろ！？」
慌てて時計を見たら、
まだ７時だった。
「ふう…よかった。」
急いでキッチンに向かうと、
エプロンを着けたギョンスがすでに立っていた。
「…なんでいるの。」
KS「失礼だな。僕の家でもあるんだけど。」
「そうじゃなくて、どうして私が作るのにギョンスがいるの？って言ってんの。」
KS「良いから早く。ほら、始めるよ。」
「何でギョンスが仕切るの〜！」
ぐいぐいと肘でギョンスを押しのけて
「あくまでもサポートだからね！」
って、
なんとか私が主導権を握った。
いつも通り、
後ろからうるさく言われたけど
それでも、
一緒におにぎりを握ったり、
味見したり、
綺麗に詰めたり、
一緒にお弁当を作るのは
予想外に楽しかった。
「ふぅ、完成した〜〜！」
KS「A、これで終わりじゃないでしょ。これから出かけるんだからね。」
「わかってるよ〜、支度してくるから待ってて。」
ギョンスってば、
結局張り切ってんじゃん。
漢江沿いの公園に
シートをしいて、二人で座った。
「天気も良くて良かった。」
KS「そうだね。」
ふっ、て笑うギョンスの横顔が眩しい。
「うう〜〜っ」
って伸びて、寝転がる。
寝転がった私を見て、
ギョンスも「僕も」
って、隣に寝転んだ。
ギョンスとこんな時間を過ごすのは、
好きになってから初めてだ。
「ねぇ、ギョンス、あれ乗りたい。」
KS「ん？」
私が指差した方を見て、
眉をひそめた。
KS「二人乗りなんて…恥ずかしいから嫌だ。」
「いいじゃん。せっかくなんだから〜！」
私が指を差したのは、
二人乗り用の自転車。
KS「しかたないなあ…」
へへっ、やったー。
KS「ちゃんと捕まっててね。」
「うん、大丈夫！」
KS「行くよ。」
「オッケー！」
いきなり、めちゃくちゃ一生懸命
漕ぎ出したギョンスに思わず吹き出した。
「あはは、ギョンス本気じゃん！」
KS「Aもしっかり漕いで！」
「きゃははは〜〜速い速い！」
ギョンスも
「うひょ〜〜〜〜」とか変な声を出してて
お腹が痛くなるまで笑った。
「あー、おもしろかった。」
KS「まあね、」
「そんなこと言って私より叫んでたじゃん。」
KS「そうだっけ？」
「ふふ、」
KS「何？」
「んー、楽しいなって。」
KS「うん。僕も。」
そう言って微笑んだギョンスを見たら
思わず、好きって言ってしまいそうになった。
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サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - 塩さん» はい！塩さんのとっても面白いですよー！また、新作楽しみにしていますので！ (2018年1月2日 20時) (
レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - サト丸21号地球防衛軍さん» 先ほどもコメントさせてもらったのですが、久しぶりにロングインしたのでどちらもお返事遅くなってすいません！こっちも読んでいただけたんですね(T-T)ありがとうございます(T-T) (2018年1月2日 2時) (レス) id: 9c6b488e98 (このIDを非表示/違反報告)
サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - 二人とも幸せになってよかったねぇ(T ^ T)泣きそうでした！ (2017年12月24日 1時) (レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - たるぎ。さん» 初めまして！読んでいただいた上にコメントまでありがとうございます(/ _ ; )癒しだなんて、ありがたきお言葉です〜！！(T ^ T (2017年4月11日 13時) (レス) id: bba33da31b (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ。(プロフ) - 塩さん、初めまして！こちらのお話オススメされて読んでみましたが、もうそれはそれはいちいちツボを突いてきてキュンキュン止まりませんでした…癒しをありがとうございましたTT (2017年4月10日 11時) (レス) id: b395b0233c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩
| 作成日時：2016年7月25日 22時
