チョコ ページ16
ヤ バ め
かもしれない第二弾
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世間一般ではバレンタインの時期らしい。その中でもAはいつも通りに布団に潜っていた。
すると不意に、ドリームらしき声が聞こえた。
「ねぇA!起きて!」
「…ん…うぁー」
どうやらかなり焦っているような弾んでいるような声色だ。絶対何かあるであろうセリフにも関わらず、Aはよく分からない返事をしただけだった。
…大前提として、いつ自分はドリームを家に上げたのだろうか。どう考えても午後の2時に布団に入りながら考えることじゃない。
「…どぅあれがバレンタインよ…菓子会社の策略にまんまんとハマっている世間めぇ…」
そう目を閉じながらぶつぶつ呟くAの身体が、今度は揺らされながらドリームの声がした。
「Aー!起きてよ!」
「…。…なぁんだい」
「ねぇねぇ!僕について来てよ!」
Aのぼやけた反応でも嬉しそうに声を弾ませる。
「…ご、ご用件を…」
「言っちゃったら意味無いの!お願い!」
「んえー…」
中々のしぶとさを見せるAに、ついにドリームが痺れを切らした。
「もう…分かったよ、じゃあA、口…開けて」
「…ん?…はい」
コッ
少し隙間を作るように開けたAの口に何かがコツンと当たった。
気になったAが目を開けると同時に
口の中に甘いものが入ってきた。
「っへ…?」
「…は…ぅ…。…どう…かな。…おいしい?」
「…え、…え…?」
Aの思考はどうしても追いつかなかった。…あの時口に当たったのは…まさか。
「えへへ…僕ね…チョコ作ったんだ。…その…ば、バレンタイン…の…。…お、おいしく…なかった?」
顔を染めて恥ずかしそうに微笑むドリーム。それに答えるAの声はとんでもなく裏返っていた。
「いや!?そんな事、無いよ!?す、すごく、美味しかったっよ!!?」
「よかったぁ…!上手に出来たから心配でね…?お、美味しかったなら、僕も嬉しいな!
…あ、…そうだ。
もう一回…僕が食べさせてあげようか…?」
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昔どっかで飼われてた犬の名前がちょこだったことを思い出しました(唐突)
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しおじょうゆ(プロフ) - オーバーキルさん» リクエストありがとうございました!書き終わるまで長くて本当にすいませんでした… 期待に応えられていたらなと思います…! (2022年1月10日 18時) (レス) @page14 id: e1c0deab42 (このIDを非表示/違反報告)
🍊イエーイ! - うわわわわわわわわわ(^o^)(神すぎて頭が逝ってる人) (2022年1月2日 11時) (レス) id: b2ebf02f43 (このIDを非表示/違反報告)
しおじょうゆ(プロフ) - 🍊イエーイ!さん» リクエストありがとうございました〜!期待に応えられているでしょうか…!?見てくれると嬉しいです…! (2021年12月31日 0時) (レス) id: e1c0deab42 (このIDを非表示/違反報告)
オーバーキル - リクエストです!夢主とキャラが戦っていたらて、ていうのが見てみたいです!(無理だったら、大丈夫ですよ〜) (2021年12月27日 7時) (レス) id: b2ebf02f43 (このIDを非表示/違反報告)
🍊イエーイ! - リクエストいいですか〜?夢主がキャラの守護者だったらてやつをが見てみたいです٩(๑òωó๑)۶(Gルートに出でくるキャラです、難しかったら大丈夫ですよ〜!) (2021年12月24日 17時) (レス) id: b2ebf02f43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しおじょうゆ | 作成日時:2021年11月4日 21時