始末屋の非日常 2 《JW》

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トモヒロside









2人だけの空間に、Aちゃんの寝息と時計の針の音だけが響く。









4人が仕事から帰ってきた時、Aちゃんを見て息が止まりそうになった。









元々肌が白いから余計に傷が凄く目立っていて、痣だってあった。









3人から経緯を聞いた時、ジュンタ達を怒りたくなった。









3人もいたのに、どうしてこんな事になったんだ、









って。









でも、皆の表情を見て怒るのを辞めた。









きっと本気で落ち込んでいるから。









誰も悪いわけじゃないって思ったから。









特にジュンタは酷く落ち込んでいる様子だった。









きっと、一番責任を感じているんやな。









後で様子見に行こかな。









今はというと、応急処置をして、様子を見ている。









腕や頬にはガーゼを貼って。









もう夜も深いけど、Aちゃんを置いて寝る訳にはいかへん。









トモヒロ「 …早く目覚まして？ 」









なんて呟いても聞こえていないだろうに。









Aちゃんの手を握る。









今の俺にはこれくらいしか出来ないから。









トモヒロ「 …ふぁ 」









目を擦って眠気を耐えるけど、段々目が閉じていく。









いつの間にか睡魔に負けて寝てしまった。









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