貴方専用セラピスト【赤】

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Aside









ダイキ「 お待たせしてしまいすいません 」







A「 あ、いえ…私も今来たところなので 」







ダイキ「 本間ですか？良かった 」







ダイキさん、という人は笑顔が素敵な人だ。







好青年、と言ったところか。







ダイキ「 じゃあ早速行きますか 」







A「 はい、 」







ダイキさんと横に並んで、夜の街を歩く。







ダイキ「 Aさん、お仕事は何されてはるんですか？ 」







A「 あ…まあ、普通のOLですかね 」







ダイキ「 へー、こんな遅くまで大変ですね 」







A「 いえ、全然… 」







別に男性慣れしてないってわけじゃないのに、何だか緊張してしまうのは初対面だからなのだろうか。







爽やかな笑顔が眩しくて、全然顔を見れない…。







私よりも背が高いダイキさんは、黒いズボンに白シャツという、







何ともまあ…セラピストみたいには見えない。







でも時折標準語に混ざる関西弁が可愛らしい。







ダイキ「 俺もこの仕事初めてまだ半年なんすよ 」







A「 そうなんですね 」







ダイキ「 まだ新人やから指名される事も少なくて…やから、今日指名されてめっちゃ嬉しいです笑 」







ドキンと、胸が鳴った。







でもごめんなさい…指名したの私じゃなくて同僚なんです…







なんて言えるはずもなく。







A「 そうなんですね…良かったです 」







ダイキ「 あ、着きましたよ 」





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