貴方専用セラピスト【赤】

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Aside









ダイキ「 じゃあ最後に頭のマッサージしますね 」







最後の施術が始まる。







向かい合わせになると、ダイキさんは優しくバスローブを着させてくれる。







勿論、中に簡易的な下着は着けてるけど、それでも恥ずかしい。







前は後ろからだったから、慣れない。







ダイキ「 腕、俺の背中に回して 」







A「 はい… 」







耳元から聞こえるダイキさんの声。







息遣いが直に聞こえて、思わず目を閉じる。







言われた通り、ゆっくり腕を回して、シャツをキュッと掴む。







紐を結ぶ音が、鮮明に聞こえて。







まるで抱きしめ合ってるみたい。







ダイキ「 …ふふ、終わったので離して下さい笑 」







A「 ぇ、あっ…すいません 」







ダイキ「 んーん、始めますね 」







と、コツン、と額と額が重なる。







A「 ちょ… 」







ダイキ「 あ…ごめん、嫌やった？ 」







思わず後ろに身を引いてしまった。







A「 びっくり、しちゃって 」







ダイキ「 一応店の方針なんやけど…嫌やったらせんから 」







A「 …大丈夫、です、恥ずかしいですけど 」







ダイキ「 じゃあ目え瞑っといて 」







ギュッと瞑ると、ダイキさんの含み笑いが聞こえた。







もう一度額が重なると、両手で優しく頭を触られる。







ダイキ「 …痛かったら言うて 」







A「 っ…はい、 」







膝に置いていた手に力を込める。







恥ずかしくて心臓が口から出そう…。






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