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タカヒロside









A「 はぁ、っ 」









タカヒロ「 中々やるやん 」









あの後も暫く攻防戦が続いて。









正直こんな俺でもヘトヘトになってもうてる。









けれどここからの方が燃えたり。









お互いかすり傷が沢山付いて、正直朝練の域を超えてるけれど、









それも刺激的で、興奮してる。









A「 まだ、できる 」









フラフラと立ち上がるAも、体力が無くなってきたのか、少し辛そうで。









ノゾム「 ちょ、もうやめた方が 」









A「 …、 」









Aは何も言わずに、また俺に向かって走り込んでくる。









タカヒロ「 おっ、 」









疲れているのか動きはさっきよりも鈍い。









タカヒロ「 よ、っと 」









A「 ゎ、 」









足をひっかけて転ばせる。









タカヒロ「 よっとお 」









頭をガっと掴んで、締め付ける。









A「 ぃ、 」









ノゾム「 タカヒロって! 」









タカヒロ「 痛い?痛いなあ 」









ギリギリと力を強める。









タカヒロ「 ふふ、 可愛い 、 」









A「 っ、ごめんっも、降参っ 」









ノゾム「 バカ! 」









ドタドタとノゾムがやってきて、頬を思いっきり叩かれる。









ハッとしてももう遅くて、Aの顔は今にも泣きそうで。









…やったわ。









.

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作者名:shii | 作成日時:2020年6月20日 15時

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