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トモヒロside
A「 トモヒロは雨、すき？ 」
トモヒロ「 んー、あんま好きちゃうかな。 」
A「 一緒だね 」
トモヒロ「 Aちゃんは？ 」
A「 …思い出すの、あの日を 」
そう言うとAちゃんは、俺の手を握って撫でてくる。
その目はどこか遠くを見ているような気がして。
トモヒロ「 そっか、 」
きっとあの日とは、過去の事。
過去の事は聞かれたくもないだろうし、聞かへんようにしてるけど。
…やからこの話はまた今度教えるな。
トモヒロ「 何かスープでも作ろっか 」
A「 ふふ、野菜スープがいいな 」
そうは言うけど、一向に俺の手を離そうとせえへん。
トモヒロ「 離してくれな作られへんで 」
A「 …アキトに作らせる 」
トモヒロ「 アキト〜 」
アキト「 はいはい作りますー！ 」
ちょっと怒ったアキトの声。
ごめんやで。
こんな可愛い子が隣におったらこうなるに決まってるやん。
A「 …眠たい、 」
トモヒロ「 寝てもええよ 」
今日はとことんAちゃんを甘やかしてあげよっかな。
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作者名：shii | 作成日時：2020年6月20日 15時
