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トモヒロside
振り返った途端に、4人組の男が俺ら目がけて襲いかかってきた。
ギリギリのところで避けてかわす。
2人は素手、2人はパイプ管か。
アキト「 そんな物騒な物持って〜 」
A「 一応住宅街だから、加減はして 」
アキト「 しゃあないな〜 」
トモヒロ 「 わかってる 」
ポケットから入れ物を取り出す。
と、同時に1人の男が俺に向かって走ってきた。
パイプ管を持っているせいか動きは鈍い。
チャンス。
振りかぶった途端に相手の後ろに回る。
トモヒロ「 おっそ、それでもプロなん？ 」
目元目がけて液体を噴射させる。
男「 っ！？ 」
カランカラン、とパイプ管を落として、
目元を抑えてのたうち回る。
…滑稽やな。
他の3人は、後ろを向くと
アキト「 ははっ、弱いなあ 」
アキトは相変わらず通常運転。
見た限り朝練並に手加減してるつもりやろうけど、相手はやられまくってる。
A「 、邪魔 」
Aちゃんはナイフを使って、急所を狙わんようにしてる。
…大丈夫そうやな。
…あれ、そう言えばもう1人居ったような。
…まさか。
背中にゾクッと寒気がして後ろを振り返る。
男「 おらっ！ 」
トモヒロ「 いっ…！ 」
残ってたもう1人の男にパイプ管で頭を殴られる。
めっちゃ痛い。
頭がグワングワンして、思わず倒れ込む。
やっば、隙を突かれてもうた。
アキト「 っ、トモヒロ！ 」
.
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作者名：shii | 作成日時：2020年6月20日 15時
