夢か、正夢か ページ3
貴方 side
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誰かの声がする。男の人の声。
何を言ってるのか分からないけど、其の声は私に向けられているのはわかる。
目の前で飛び散る赤い液体が、私の顔に付着する。嫌な匂いと、伸ばされてくる手。
何度も目にしてる光景のはずなのに、喉が詰まって声が出ない。体が動かない。
A「 っ、は 」
何だ、夢か。そっと体を起こすと汗だくの私。たまに見る夢、いい気分がしない。
お水飲もう、そう思い部屋から出て下に降りると、何時もの皆の声。
アキト「 Aおはようさん、」
A「 おはよう 」
アキト「 … 汗だくやん、どした? 」
キッチンで朝ごはんの準備をしてるアキトと目が合うと、八の字の眉毛がもっと垂れ下がって。可愛い。
A「 ちょっと夢見ただけ、大丈夫 」
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ダイキ「 とりあえず着替えよか 、冷えるで 」
ソファーに座ろうとする私を阻止して、手を取ってダイキの部屋へと連れてかれる。
嗚呼、これは異変に気づかれた。
ダイキは周りを見てないようで見てるから、さすがだなって。
バタン、とドアが閉まると、ダイキは何故か私を抱きしめた。キツイくらいに。
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作者名:shii | 作成日時:2020年6月20日 15時