満月の夜に ページ19
トモヒロside
とある日のこと。
もう時刻は12時過ぎで、他の皆は寝静まっている。
トモヒロ「 …お腹すいた、 」
今日の夜ご飯はアキトとAちゃん特性のオムライス。
めっちゃ美味かったけど、正直足りてへんくて。
どうせなら近くのコンビニでスイーツでも買いに行こうかな。
思い立ったらすぐ行動。
適当に着替えて下に降りる。
と、
アキト「 うんまっ 」
A「 ずるい私も 」
トモヒロ「 …何してんの 」
目に入ってきたのは、アキトとAちゃんが仲良くポテチを食べている光景。
アキト「 あれ、どないしたん 」
トモヒロ「 いや、小腹すいたからコンビニでスイーツでも買いに行こうかなって 」
そう言うと2人は目をキラキラと輝かせて、俺を見つめてくる。
…嫌な予感しかせえへんねんけど。
アキト「 お願いっ、一緒に連れてって！ 」
トモヒロ「 ポテチで我慢してや 」
A「 私たちも丁度スイーツ食べたいねって話してたもん 」
アキト「 せやねん！丁度なあ？ 」
だからいいでしょ？
って、そんな目で見つめてこやんでよ。
絶対嘘ついてるやん。
けど、
…めっちゃ可愛いな。
トモヒロ「 はあ、わかったから準備してきて 」
アキト「 やったー！ 」
A「ありがとうトモヒロ 」
トモヒロ「 いいよ、早う着替えてきて 」
まさかこの後にあんな事が起きるなんて、この時はまだ知らずにいた。
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作者名：shii | 作成日時：2020年6月20日 15時
