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ダイキside









ダイキ「 … 俺らすることないやん 」









A「 確かに 」









お互いの耳から聞こえてくるのは2人が仲良くしている声。









何が起こるかわからんからって俺もAも用意しとったのに、









何もないやんけ。









てか気まず!









何でこんな密室でリュウセイと知らん女の声聞かな阿寒ねん。









しかも2人で。









A「 ダイキ声だだ漏れだから 」









ダイキ「 え、嘘やん 」









…恥ず。









A「 早く帰りたいね、 」









ダイキ「 せやなあ 」









Aは朝と比べて比較的落ち着いてきて、特に心配もいらんかった。









俺が心配症なだけやったな。









ダイキ「 …朝はごめんな?その、急に抱きしめたりして 」












A「 ううん、私もごめん 」










ダイキ「 気分悪ない?大丈夫? 」









A「 大丈夫。…心配かけさせちゃってごめん 」









ダイキ「 あ、いや 、」









ちゃうねん。本間に心配して言うとるんやけど。









何て言えずにその言葉を飲み飲んでしまう。









…えなにこの空気、また気まずいやん。









車内に微妙な空気が流れて、耳からは相変わらず2人の声。









今はこの声に助けられてるん、かな。









A「 …でも、あの時ダイキにああしてもらえなかったら、おかしくなってたかも 」









ダイキ「 …おう、」









A「 ありがとう 」









ミラー越しに目が合って、思わず目を逸らしてしまう。









…んでドキドキしてんねん。









別に恋愛感情とかないんに。









ダイキ「 …はぁ 」









結局リュウセイが戻ってくるまで、ずっとドキドキしっぱなしやった。









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作者名:shii | 作成日時:2020年6月20日 15時

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