43話ーベッキョンsideー ページ43
.
「…わりぃ。」
泣き止んだ後、
恥ずかしすぎて顔もあげらんなかった。
A「もう平気？」
心配そうにAが顔を覗き込んでくる。
あぁ、俺としたことが…。
他の女の前では
あんなにかっこつけてるくせに、
よりによって
好きな女の前で
泣くなんて…
それでもちょっと、
俺の心は、
なんか清々しかった。
「A、」
A「ん？」
「俺が泣いたこと誰にもゆーなよ。」
A「うん、言わないよ。」
冗談にしようとしたつもりが、
あんまり優しく笑うから、
照れくさくって、
またAの顔がまともに見れない。
「つーか、チェンに聞いたってどうゆうこと？」
多分、
俺のこと全部聞いたんだろうけど、
チェンとどうして話すことになったのか
気になってどうしようもない。
A「あのね…、ベクが本当はただの受付じゃないってこととか、あと…借金のこととか色々聞いた…」
「店で？」
A「いや…、その…あの…」
なんでか気まずそうにしてる。
「なんだよ、ハッキリ言えよ。」
A「実は、今日…チェンさんを買った。」
「は！！！？」
Aの言葉に耳を疑って、
思わず大声が出た。
A「ベクのこと、知りたくて。」
申し訳なさそうにそう言ったAに
ちょっときゅんとしちゃったけど、
「はぁ…、だからって普通買うか！？」
ヤキモチの方が断然デカかった。
A「ごめん。本当ごめん…でも、ベクのこと知れて、私は後悔してない。」
「っ、…わかったよ。」
…くそ、
どこまでかわいいんだよ。
「…ま。いーや、つーかさ…」
A「なあに？」
「その…、引いた…？」
A「ん？何が？」
「どうせ、俺が今なんの仕事してるかまで聞いたんだろ？」
正直まじでAには知られたくなかった。
汚いやつって思われたくなかった。
A「引かないよ。」
「…本当かよ。」
全然、信用ならない。
A「ふふ、ベクってバカだね。」
「は！？何が！」
A「私だって、お客なんだよ？引くわけないじゃん。」
「でも…」
だって、Aは
ディオとはそんなことしないじゃん…
A「あのねー、ベクはベクでしょ！引かないよ。友達じゃん。」
「…A、
A「そりゃあ隠されてたのはムカつくよ？でもさ、だからって何にも変わらない。ね？」
「…ありがとな。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2083人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXO」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
塩(プロフ) - サト丸21号地球防衛軍さん» お返事遅くなってすいません(T-T)！！！！更新かなり止まってまして……絶対に更新するのでまた読んでいただけたら嬉しいです(T-T) (2018年1月2日 2時) (
レス) id: 9c6b488e98 (このIDを非表示/違反報告)
サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - いま20話読みました…つ、辛すぎ(T ^ T) 最高です！これからも頑張ってください！ (2017年12月23日 23時) (レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - ひなさん» コメント遅くなりすいません〜〜〜！！(T ^ T)そしてコメントとってもうれしいです！！！ベクにきゅんきゅんしてもらえてよかったです！ギョンスが全くでてこず…（ ; ; ）必ず更新しますので少々お待ちください〜〜！(T ^ T) (2017年7月22日 0時) (レス) id: fb44d78c76 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - いつも読ませてもらってます！このお話のベッキョンがかっこよくて大好きです〜！ギョンスメインなのにベッキョンにきゅんきゅんしちゃいます( 笑 ) これからも更新楽しみにしてます！ (2017年7月5日 1時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - しう組さん» しう組さーん！！お久しぶりです！！！いつも読んでいただいて本当にありがとうございますー(TT)最後を考えず始めたもので…全く更新せずすみません(TT)必ずや、完結させますので…最後までよろしくお願いします(TT) (2017年7月4日 0時) (レス) id: fda5c15ee2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：塩
| 作成日時：2017年1月12日 0時
