42話ーベッキョンsideー ページ42
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最初は単純に
あいつと重ねてただけだった。
わざわざ
他人のお客なんかに関わるなんて
めんどくさいことする必要もないのに、
何度かAに会うたび
あいつの姿を思い出してしまって
放って置けなかった。
だけど、
多分、俺はもうAに
それ以上の感情を抱いてしまってる。
そんなのもうとっくに
本当は心のどっかでわかってたんだ。
仕事を終えて、
スマホをチェックしてみたら
Aから連絡が入ってた。
例え、ただの相談相手だとしても
Aからの連絡が嬉しくてたまらなかった。
急いでAの所に行くと
俺を見るなり、
少し笑って
ポロポロと泣き出した。
どうしていいかわからなくて
慌ててる俺をAがそっと抱きしめる。
…ど、どうしよう。
女の人と触れ合うのなんて
慣れてるはずなのに、
こんなの本当、何でもないのに、
緊張でどうにかなりそうだ…。
A「ベク、もう苦しまないで。」
「…何のことだよ。」
A「ごめん…、チェンさんから聞いた。」
最初は、
何言ってんのか全然理解できなくて
頭が追いつかなかったけど、
A「今まで偉かったね。」
そう言われた時、
そんなのどうでもよくなった。
こんな子供扱いみたいなのって
本当はすげぇムカつくのに…
なんでかな、
わかんないけど、
喉の奥がぎゅっと熱くなる。
A「もう、自分を責めなくていいんだよ。」
あぁ…、ヤバイ。
俺、泣きそうだ。
なんて、
気付いた時には遅くて、
もうすでに
俺の目からは大粒の涙がこぼれていた。
泣いたのなんて、
何年ぶりだろう…
Aの前なのに
かっこつけるのも忘れて
そのまま、静かに泣いた。
俺の整わない呼吸を心配して
Aが背中を撫でてくれる。
そういえば、
人の優しさに触れたのも、
久しぶりだ…。
俺って、
こんなに弱かったっけ？
なんてことを
頭の隅で考えてる。
…多分、俺は
本当はずっと、
誰かにこうやって慰めてもらいたかったんだ…
本当はいつだって辛かったんだ…
だけど、それに気づかないふりして
無理矢理生きてきた。
Aの優しさのせいで、
なかなか俺の涙が止まらない。
好きな女の前なのに、
情けねーな…
そのあと、
しばらく俺は泣き続けた。
Aは何も言わずに、
俺の涙が止まるまでずっと隣に居てくれた。
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塩(プロフ) - サト丸21号地球防衛軍さん» お返事遅くなってすいません(T-T)！！！！更新かなり止まってまして……絶対に更新するのでまた読んでいただけたら嬉しいです(T-T) (2018年1月2日 2時) (
レス) id: 9c6b488e98 (このIDを非表示/違反報告)
サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - いま20話読みました…つ、辛すぎ(T ^ T) 最高です！これからも頑張ってください！ (2017年12月23日 23時) (レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - ひなさん» コメント遅くなりすいません〜〜〜！！(T ^ T)そしてコメントとってもうれしいです！！！ベクにきゅんきゅんしてもらえてよかったです！ギョンスが全くでてこず…（ ; ; ）必ず更新しますので少々お待ちください〜〜！(T ^ T) (2017年7月22日 0時) (レス) id: fb44d78c76 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - いつも読ませてもらってます！このお話のベッキョンがかっこよくて大好きです〜！ギョンスメインなのにベッキョンにきゅんきゅんしちゃいます( 笑 ) これからも更新楽しみにしてます！ (2017年7月5日 1時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - しう組さん» しう組さーん！！お久しぶりです！！！いつも読んでいただいて本当にありがとうございますー(TT)最後を考えず始めたもので…全く更新せずすみません(TT)必ずや、完結させますので…最後までよろしくお願いします(TT) (2017年7月4日 0時) (レス) id: fda5c15ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩
| 作成日時：2017年1月12日 0時
