37話ーベッキョンsideー ページ37
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それから何度か、
あいつは俺に会いに来た。
その度に、俺は仕事を断った。
『ベクを出しなさいよ！！！！金ならあるんだから！！！！』
店で暴れることも少なくなかった。
「うちに来るくらいならちゃんと借金返せよ。」
そう言うと、
『私はお客なの！！！いいから言うこと聞いて私の相手しなさいよ！！』
CH「お客様、店内で大きい声は出さないでください。」
『うるさい！お前らみんなで私を馬鹿にしてるんだろう！！！』
CH「お客様、お引き取りください。」
取り乱した彼女を追い出して、
とうとうあいつは、出入り禁止になった。
多少の罪悪感はあった。
でも、
あいつが来なくなって、
正直、ホッとした方が大きかった。
だけど、時々
昔の彼女の笑顔を思い出すと、
申し訳ない気持ちで一杯になった。
忘れよう。
それがいい。
俺は俺の仕事をしてただけ。
そう思ってたのに、
『ねぇお客さん、お願いよ〜。私を指名して？』
『おいおい。あんたみたいなヤク中、勘弁してくれよ。』
『待ってよ〜、どうしてもお金欲しいの。お願い〜』
『離せよっ！』
一見、本人だと気づかないほど、
ボロボロになっている彼女を見かけたとき、
なんて事をしてしまったんだろうと
後悔で押しつぶされそうになった。
俺のせいだ。
彼女の人生を奪ったのは俺だ…
こんなになる前に嘘に気づいて、
ちゃんと説得すればよかったんだ。
気づけば、
あの取り立て屋の事務所まで走っていた。
『あれ？あんた確か…、何の用だ？』
「あいつの借金はいくらだ。」
『ははは、急にどうしたんだ。大体、関係を切ったのはあんたの方だろう？』
「いいから！教えてくれ！」
『五千万。』
金額を聞いて驚いた。
ありえない利子のせいだろうけど、
とても普通の人が返せる額じゃない。
『あんたが払ってくれるのか？ははは、さすがに稼いでてもポンとははらえないだろう。』
「…払うよ。」
『正気か？』
「だから、あいつを普通の生活に戻してやってくれ。」
『ははは！こりゃ参った。まあこちらとしても好都合だよ。あの女、現実が嫌になったのか、薬になんて手ぇ出しやがって正直お客がつかなかったんでねぇ。まあ、ヤク中が普通の生活…ってのも無理だろうけど、できるだけのことはしてやるよ。』
「約束だぞ…」
『ああ、わかった。』
そう約束して、
事務所を出た俺は、ある所へ向かった。
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塩(プロフ) - サト丸21号地球防衛軍さん» お返事遅くなってすいません(T-T)！！！！更新かなり止まってまして……絶対に更新するのでまた読んでいただけたら嬉しいです(T-T) (2018年1月2日 2時) (
レス) id: 9c6b488e98 (このIDを非表示/違反報告)
サト丸21号地球防衛軍(プロフ) - いま20話読みました…つ、辛すぎ(T ^ T) 最高です！これからも頑張ってください！ (2017年12月23日 23時) (レス) id: 6ff5bc848a (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - ひなさん» コメント遅くなりすいません〜〜〜！！(T ^ T)そしてコメントとってもうれしいです！！！ベクにきゅんきゅんしてもらえてよかったです！ギョンスが全くでてこず…（ ; ; ）必ず更新しますので少々お待ちください〜〜！(T ^ T) (2017年7月22日 0時) (レス) id: fb44d78c76 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - いつも読ませてもらってます！このお話のベッキョンがかっこよくて大好きです〜！ギョンスメインなのにベッキョンにきゅんきゅんしちゃいます( 笑 ) これからも更新楽しみにしてます！ (2017年7月5日 1時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - しう組さん» しう組さーん！！お久しぶりです！！！いつも読んでいただいて本当にありがとうございますー(TT)最後を考えず始めたもので…全く更新せずすみません(TT)必ずや、完結させますので…最後までよろしくお願いします(TT) (2017年7月4日 0時) (レス) id: fda5c15ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩
| 作成日時：2017年1月12日 0時
