99話 ニセモノはソイツだ ページ4
二日後の深夜、俺達には決行日が伝えられた。
今度は必ず助けてみせる。
ナイトアイが死穢八斎會の構成員のその後を見た結果、エリちゃんまでの最短距離を編み出す事が出来た。
イレイザーヘッドはナイトアイの事務所と動く。
治崎の家のインターホンを、警察が押そうとすると、巨体が現れた。
リューキュウが対処を試みてくれるそうなので、俺達は梅雨ちゃんと麗日と別れ先へ行く。
真っ直ぐ最短で目的まで!!
途中で現れた残党とはバブルガール達が応戦する。
行き止まりかと思った道は、壁で塞いであるだけで抜けられる。
緑谷と切島が壁をぶち壊したが、部屋全体がうねり出して生き迷宮となってしまった。
ルミリオンが透過を使って先に行くと、床が抜けて1階下に落とされた。
幹部らしき人物が3人現れると、天の川さんが1人でやると言い出した。
｢スピード勝負なら1秒でも無駄に出来ない！イレイザー筆頭にプロの個性はこの先に取っておくべきだ!!俺なら1人で3人完封できる！｣
｢……行くぞあの扉や!!｣
天の川さんを心配しながら走っていると、壁が変形しイレイザーヘッドを襲った。
間一髪でファットガムが入れ替わり、イレイザーヘッドは戻ってきた。
進んでも進んでも道は変形し、俺たちを飲み込もうとする。
すると、部屋が一気に構成されて行った。
｢デク!!｣
｢わっ!?｣
｢ロック、どうした!?｣
｢どいてろイレイザーヘッド｣
俺が薄い壁を蹴り破ると、ロックロックが“ニセモノが現れた”と言った。
｢緑谷そっちは大丈夫か｣
｢はい！早く治崎の…｣
｢デク下がれ!!ニセモノはソイツだ!!｣
イレイザーヘッドの個性で本体が現れると、またどっかで見たことあるような女が現れた。
｢トガヒミコ!?｣
｢そうだよトガです!!嬉しいなぁ出久くん！｣
イレイザーヘッドが背中を刺された。
なんなんだ、こいつは…！
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作者名：roronoa | 作成日時：2019年4月14日 14時
