246 -和side- ページ17
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愛美「…っ、すみません！」
目を覚ますそぶりもないAの手を取りながら
愛美の声に耳を傾ける。
「リハーサルが終わって楽屋にいたら
外から女性の怒鳴る声がしたんです。
何事かと思って・・・
楽屋を出たら、目の前に姉がいて・・・と同時に
Aさん・・・」
涙でかすれた愛美の甘い声は
なかなか核心に触れようとしない。
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しびれを切らして思わず尋ねる。
『Aが、どうしたの』
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口をついた言葉は
思っていたよりもずっとずっと重くて低くて
その声に
愛美が息を飲むのがわかる。
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「階段から落ちちゃって…
その…突き飛ばしていたんです・・・。」
『・・・』
「足元が不安定になって・・・Aさん、一番下まで落ちちゃって
それから、まだ目を覚まさなくて・・・。」
『お姉さんが…？
なんで、そんなことに・・・』
ため息しか出ない。
・
けど
Aはとりあえずこうして眠っているから
命は大丈夫なんだろうと
もうひとつの
“最悪の事態”が頭をかすめる
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・
『ねぇ、、、おなかの子は？』
はじめて愛美に目をやると
俺の言葉にびっくりして目をまるくしてて
とたんに涙があふれだす。
「・・・二宮さんの、赤ちゃんだったんですね・・・」
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『・・・うそでしょ？』
・
「っ、すみません、ほんとうに・・・
ごめ、、ごめんなさい・・・」
『うそだろ？ねぇ、愛美ちゃん、』
思わず彼女の肩をゆする。
マネ「二宮さんっ、」
『っ、ごめん、』
彼女の肩から手を放したとたん
がくんと足元に座り込んで
床に崩れ落ちた愛美の涙が
ぽたんと落ちたら
急になにもかもが目の前からなくなっちゃったんじゃないかって
そんな気持ちになって
眠るAも
そのまま儚く消えてしまうんじゃないかって
・
なにも、悪くないのに。
おなかの子に、何の罪もないのに・・・
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さや(プロフ) - 此方こそ！素敵な和に出会えて幸せでした！完結おめでとうございます！お疲れ様でした。 (2013年2月5日 20時) (
レス) id: b8e2f59c3f (このIDを非表示/違反報告)
mihobaa(プロフ) - さやさん» いつもコメントありがとうございました。おかげさまで、無事完結しました。いよいよ、新作ＵＰを目前に控えています。お次の作品でも、さやさんに出会えるのを楽しみにしていますね。ここまで、ありがとう♪ (2013年2月5日 19時) (レス) id: 16684d8a49 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - あ！嬉しい(*^^*)相葉ﾁｬﾝ話も読むの好きなの♪♪楽しみにしています＼(^o^)／ (2013年1月26日 11時) (レス) id: b8e2f59c3f (このIDを非表示/違反報告)
mihobaa(プロフ) - さやさん» 期待通りだった？（笑）もう少し頑張ります。お気に入り作者、もちろんです！うれしい♪そして、次はこの話と少しだけリンクした雅紀さんを控えていますよ♪ぜひぜひ、よろしくお願いします。 (2013年1月26日 11時) (レス) id: 16684d8a49 (このIDを非表示/違反報告)
mihobaa(プロフ) - さくらさん» コメ、ありがとうございます。・・・どうなっちゃんでしょう（笑）ほぼ終わりに近づいてはいるのですが、丁寧に書きたいような、ここ引っ張っちゃいけないでしょって部分もありで格闘しながら書いてます。もう少しお付き合いいただけると嬉しいです♪ (2013年1月26日 11時) (レス) id: 16684d8a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miho | 作成日時：2013年1月14日 18時
